中京テレビ

2019年11月25日 21時08分

メークロン線(9)メークロン市場に突入!

メークロン駅に少々遅れての到着直後。1日4往復しか走らない駅が人で溢れています。でも決して乗って来た人ばかりではなく、殆どはここメークロンで待ち受けていた人たちで、列車との記念写真の撮影のためこの場にいました。

参考までにメークロン駅のその先は川がその行く手を阻んでいます。(到着時に車内から撮影)

またここにいた人は一人だけ。当然と言えば当然で、ここでの見せ場は市場内を走る列車であり、もしもここに人がいたら、それはそれで事件です。

取り敢えず折り返し11:30発のバンレ-ム行きが市場内を通るところを撮影しようと思い、いざっ!出陣、と思ったものの人が多すぎて何ともならない。それでも奮闘勇躍、何とか入ることが出来、それが今日の表題の「突入!」に繋がっています。突入とは列車の突入ではなく、私の行動のことです。

メークロン市場で売っているものですが、意外と魚が多く驚きました。

ところでつい直前まで溢れんばかりの人がいて、ある意味覚悟をもってこの場に入ったのですが、何と10分も経たずにこの光景。きっとこれが日常の風景。

お肉屋さんもあります。ところでこの市場で働く人たちの反応ですが、観光客が殺到するのはまあ列車の通る時間の前後、せいぜい15分程度のことでもあり、もはや諦めの境地。毎度のことながら一応一眼レフを相手に見せているのですが、反応が薄い(笑顔はまずない)。写され慣れているというのもあると思われます。ただ地元で暮らす方のための市場であり、人が多くてもまず売り上げには繋がらないでしょうから、観光客の存在は間違いなくただ迷惑でしょう。

メークロン駅を列車が出発する時間になると一斉にテントを畳み、走行する列車に引っ掛かりそうな陳列台、商品が片付けられます。空が広くなったというのが率直な感想。

ここから先は昨日の動画をご覧ください。

2019年11月24日 14時37分

メークロン線(8)メークロン市場を動画で録ってみた。

メークロン市場の風景を動画で録ってみました。
1)市場に入っていく。(25秒)

2)もう直ぐ終点。(25秒)

3)列車の通る時間が近づくと。(24秒)

4)市場を通過する列車(36秒)

5)テントを戻す。(17秒)

2019年11月23日 22時26分

メークロン線(7)メークロン市場に突入。

タイの乗車券は、駅で発行されるとこのタイプ。上がウォンウィエンヤイ駅~マハチャイ駅間、下がバンレ-ム駅~メークロン駅間の乗車券。何れも1枚10バーツで、合わせて20バーツ+船が3バーツだったので計23バーツ(両替後換算で約90円)で3時間半の旅。

上の券で左上、下の券で左に2か所ある切れ込みが車内改札の鋏(はさみ)が入った証。

ただ下の券は乗車券を折って折って鋏が入れられておりその理由は不明。

さて定刻で10:10発の列車がバンレ-ム駅を出て直ぐに気が付いたのですが、メークロン線は軌道改良工事がなされており、ほぼロングレール化もされています。たった4往復しか無い路線にも関わらずこの線路状態は驚くべきことで、それもあってメークロン線の列車は快調に飛ばしていきます。

ホームは無くとも駅名標が出ていればそこが駅。(バーンクラジャウ/Bang KrachaoBang Krachao/บางกระเจ้า駅)

改良工事も橋だけは無縁。

バーンガーロン/Ban Ka Long/บ้านกาหลง駅で見かけた自転車のオブジェ。

同じく風車のオブジェ。観光施設?

ほぼ定刻運転の列車は11:07にメークロン市場に突入。

 

何事も無かったように黙々と働く男性。というより働くオジサンと言う言葉の方が似合いそう。

メークロン市場の最後の壁。ここを乗り越えた先にメークロン駅が見えています。

今一度、この場所の解説。

国鉄メークロン線メークロン駅付近は列車が走る線路を覆うようにメークロン市場が形成されており、列車が通るたびにテントが畳まれ、商品が片付けられるその特異な風景が人気を呼んでいるのですが、その光景は想像を絶していました。というかこの観光客の壁、ほぼ全員がカメラを向ける光景はある意味、喜劇です。

駅に進入する直前に、列車が停まってよもやの撮影会。これは列車に乗らないと分からない。
そして世界中からやって来た観光客に写されまくった私。(笑)

(追伸)

実は私の前にもう一人、多分ヨーロッパからの観光客の女性がいます。その方は腰をかがめ、熱心に動画を録っていました。私は彼女の頭の上で写真を撮影しています。また私の左側にはもう一人いて、先頭車のお立ち台を皆さんでシェアしていました。

2019年11月22日 22時08分

メークロン線(6)メークロン行きに乗車。

11月1日(金)9:58。折り返しメークロン行きはよもやの早着。

堂々の4両編成。

何となく馴染みのある顔立ちは富士重工製だからこそ。

トイレはタイ標準の和式タイプ。清潔だったのです写真を撮影しました。

私のイメージ=タイ版キハ47形。

タイで良く分からないのがこの運転台が右側にあること。車も鉄道も左側通行の国にも関わらずこのスタイル。途中駅での交換も左側通行なので疑問は膨らむばかり。

2019年11月21日 21時36分

メークロン線(5)バンレ-ム駅にて。

タイの鉄道、メークロン線の話を再開。

バンレ-ム駅には留置線があります。ただメークロン線のダイヤはメークロン駅を起点に4往復する形になっており、この線が使われているのかどうかは不明。

ただ車両への給油施設はこの駅にあります。そこでダイヤを見てみれば3本は10分で折り返すのですが、1本だけ12時半着で13時半発という列車があり、この時間を利用して給油をしている可能性はあります。

可愛いイラストの駅舎。と言いたいところですが、こちらはトイレ。

いわゆる駅舎はこちら。

駅に張り出された国鉄の路線図。日本風に言えば、国鉄(JR)と私鉄路線が絡み合っているような表示になっていますが私には意味不明。読み解けませんでした。

駅にいた2匹の猫に何故か好かれた私。

特段、私が何かを仕掛けた訳ではありません。

多分ゼロキロポスト。

2019年11月20日 14時33分

鉄道貨物フェスティバルin名古屋(4)会場でのご縁。

JR貨物による「鉄道貨物フェスティバルin名古屋」。

ご縁1)は駅弁のあら竹の新竹さん。


今回掛け紙は貨物!DD51はともかく、、、。芸が細かい。11時には売り切れ御礼とのこと。流石です。


ご縁2)は貨物と言えば名古屋吉本の芸人「タックイン」の三根さん。やっぱりいました。(笑)


瀬戸市を中心としたコミュニティFM/RADIO SANQの番組「薄口鉄道バラエティ番組 タックイン三根のノリノリ!」のシールを頂きました。


最後は第18回日本鉄道賞の大賞受賞「明知鉄道の鉄カード」の発案者である明知鉄道の伊藤さんがいらっしゃたのでご挨拶をしました。

他にも鉄友が何人いたのだろう状態。皆さんありがとうございました。

見るものが一杯、出会いも一杯のこのイベント、定例化を熱望。

(追伸)

最近、各地で開催される鉄道イベントで共通しているのは小さなお子さんのいる家族連れが多いこと。(私の個人的な感想ですが…)

この日も間違いなく半分以上はそうした方たちで、目先の変わった行楽地というような気分で来られていたのではないでしょうか?まあ理由はどうであれ、こうして会場に来た子供たちが大きくなって鉄道を本当に好きになり、趣味としての「鉄道」に目覚めてくれることを願っています。

世代を超え、職業を超えて横の繋がりができるのが趣味の世界です。少子高齢化の社会にあって、共通のテーマで語り合える人の数が減っていくのは寂しい限りです。今回のようなイベントは主催する鉄道事業者にとっては、地域に根差す企業の広報活動(会社をより知ってもらう)(親しんでもらう)の一環であることは間違いありませんが、単にそれだけに留まらない期待をしてしまう昨今です。

2019年11月19日 14時33分

鉄道貨物フェスティバルin名古屋(3)コンテナがイベントステージ(驚)。

JR貨物の「鉄道貨物フェスティバルin名古屋」でのいろいろ。

お約束?のナンバープレートの販売。

鉄道事業者さんによるグッズ販売。あおなみ線で販売のTシャツは開業15周年記念の文字入り。

長良川鉄道の硬券。実際の駅で購入すると鋏を入れてもらうことも出来ます。私も結構持っています。

トップリフター添乗体験。

こちらは起床装置の体験コーナー。ただいま入れ替え準備中。体験者を見ていましたが、これで起きない人はまずいないと実感。

個人的な面白さNo.1はこのパンタグラフを上げるコーナー。写っていませんがこの左側で子供たちが一生懸命自転車の空気入れ(?)と格闘していました。

JR貨物ならではというか、JR貨物でしか出来ないイベントでのステージ。線路上のコキに大型コンテナを置き、その扉を上に開けてステージにするという驚きの展開。

司会の小倉沙耶さんのテンションがいつもより一段と高い。(笑)

これを見た時の私の感想。それは鉄道を愛するタレントさんにとってこのステージに立つことはきっと夢であろうということ。

2019年11月18日 21時31分

鉄道貨物フェスティバルin名古屋(2)「でーでーごーいちのきもち」

JR貨物の「鉄道貨物フェスティバルin名古屋」。今日は展示の機関車の紹介。

DD51 1804。「鉄道貨物フェスティバルin名古屋」のヘッドマーク付き。

このようにエンジンルームの公開もあり、思わず撮影してしまった。なかなか見る機会がないので、ほっほーと感じ入る。でもこれを見られるのもあと少し。

駅構内見学ツアーに参加した方への記念品にあった「でーでーごーいちのきもち」。来年には運転終了確定のようです。雄姿を撮影するなら急げ!ということの様です。

私が最初にDD51を撮影したのは1965年9月28日のこと。今なら車体が電柱にかかっているこの写真は「まあね」の世界ですが、記録と言う事で今回はアップします。

EF210-107。

ファインダーで見るかぎりはもう少し「ギラッ」としていたのですが、、、。それはさておき桃太郎。良いネーミングだと思う。

EF64 1036。私にとってのEF64は今も昔も中央線。でも写真は殆ど撮っていない。

DF200-205。北海道で初めて見た時は「でかい」というのがその感想。

DE10 1592は「おもしろ列車かたつむり号」のヘッドマークあり。何だろうこれ?的にネットで検索。さすれば「おもしろ列車かたつむり号」は1986年(昭和61年)10月10日~12日の3日間、西名古屋港線を走ったと出てきました。私が鉄道と一番遠かった時代ゆえ、初めて知ったその列車の存在。

単に楽しむも良しですが、私には何かと勉強になった「鉄道貨物フェスティバルin名古屋」でした。

2019年11月17日 23時32分

鉄道貨物フェスティバルin名古屋(1)拘り。

今日はJR貨物の「鉄道貨物フェスティバルin名古屋」に参加。
名古屋貨物ターミナル駅の10年ぶりの一般公開ということで相当に気合の入ったイベントになっていました。

まず入口で笑ってしまった。コンテナを積み上げて作ってあり、いきなり先制パンチを食らった気分。開け放たれたコンテナの扉を抜けて会場に入るというのは誰のアイデアなのだろう。もっともきっとこのブログをアップする頃には撤収されているはず。

それにしても家族連れが多かったですね。駅舎の屋上から見ているとそれが良く分かります。

さて並んだ機関車は

1)EF210-107
2)EF64 1036
3)DD51 1804
4)DE10 1592
5)DF200-205

でもそれより私が注目したのはお久しぶりの「ヨ」。

車掌車をこんな身近で見るのはいつ以来だろう。Wikipediaでは1985年(昭和60年)廃止と書いてあり、そうするともう35年近く本線を走る姿を見ていないことになります。って書きつつ特大貨物列車とかではついている写真を見たことがあるので、私が見ていないだけということになります。

んっ?ということはこの「ヨ」は今夜愛知機関区に戻る???本線を走る姿を見てみたい!

ところでこの「ヨ」3両を連結し、本イベントに来場した方を(抽選で)乗せてDD51が牽引する駅構内見学ツアーが行われており、これは乗ってみたかった。ということはさておき1両の「ヨ」の窓の片隅に『コンテナ特急たから』のミニヘッドマークを発見。その昔、コンテナ列車にも「ヨ」(車掌車)が連結されている時代があり、コンテナ特急「たから号」には「ヨ」にこのヘッドマークが付けられていました。

分かる人には分かるけど、まあディープなマニア心を鷲掴み(わしづかみ)にするには十分すぎるアイテムでした。

ついでにヘッドマークをもう一丁。EF64に付けられた「ちくま」。大阪~長野間を結んだ「ちくま」は正にEF64が牽いていたと記憶しており、「貨物のイベントなのに旅客列車のヘッドマークとか固いことは言わず、楽しければOK。でも若い世代ではこの「ちくま」が付いている理由を知らない人はきっと多かったと思う。

2019年11月15日 23時57分

新型名阪特急「ひのとり」のプレミアムシート。

来年3月14日に近鉄の名阪間にデビューする特急「ひのとり」。

今、地下鉄久屋大通駅と直結する東急ハンズアネックス B2Fでその「ひのとり」のプレミアムシートが明後日の日曜日まで展示されています。

そして今日(11月15日)から3日間はこのシートの体験が出来るという事で、中京テレビでの打ち合わせ帰りに寄ってきました。

これまで『「しまかぜ」のプレミアムシートは凄い!』と思っていましたが、これはまた格別。比べる対象では無いかもしれないけど、E7系のグランクラスのシートといい勝負だと思う。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!