2019年09月06日 22時54分

ロマンチック街道の旅(7)マリエンベルク要塞からトラムの撮影。

ドイツ/ビュルツブルクの町を流れるマイン川。

そのマイン川に架かるアルテマイン橋(この写真で左下の橋)は多くの観光客が訪れる人気の観光スポット。

そこには何故か鍵がある。誰が始めたのでしょう?

野間灯台ではあるまいし。これは東海地方のそれも一部の人にしか通じない話。(検索:野間灯台 鍵)

今日の“鉄道”の話。1枚目の写真を撮影したのはマイン川を見下ろす場所に建つマリエンベルク要塞。歴史的建造物ですが、第二次世界大戦時の空襲で大きな被害を受け、1950年に再建されたそうです。

ここはビュルツブルクでトラムの俯瞰撮影をする際のお勧めスポット。言うならば観光と鉄が両立できるレアな立ちです。とか偉そうに書いたところで説得力無し。何せ初の訪問で思いがけず「撮影」出来たからそう書いただけです。それにしてもこの写真のど真ん中にチラッと見えるだけのトラム。実はこの場所に線路があるのは確認できたので、あとはここを通過する電車を待つだけ。そしてこの写真の右方に走る電車を見つけ、カメラを構えたままひたすら到着を待っていました。

シャッターを押すタイミングに集中。これにてビュルツブルクでのトラム撮影終了。

念のためですが、今回はあくまでもタイトル通りのロマンチック街道の旅です。トラムの写真はそのついでです。

今日のおまけ。道路にあった案内標識。驚きの日本語!

2019年09月05日 21時13分

祝!!誕生日!南田裕介さんへの誕生日プレゼント。

この8月30日(金)はインターネットラジオVoicy「野月・南田のエアトレインch.」の収録日。

今回は東京都目黒区のホリプロ本社会議室にて、リスナーさんも参加しての公開録音。

内容はほぼリスナーさんとの鉄道談義でしたが、その中のお一人、ちょっと変わった乗車券マニア(と言って良いと思うのです)がおられ、その方からこの8月22日に誕生日を迎え45歳になった南田さんに誕生日プレゼントが渡されました。

間違えました。この乗車券ではなく、

このJR目黒駅発渋谷駅経由東急線目黒駅行きの乗車券。それを何と塩尻駅で発券。

これはJRと私鉄の間で連絡運輸を行っている場合にのみ発券されるもので、1枚の切符で2つの会社間を乗車することが出来ます。なお東急線~JR東日本は連絡運輸を行っていますが、名古屋鉄道や名古屋市交通局はJR東海との連絡運輸を行っておらず、それもあって名古屋在住の方にはこの連絡運輸は馴染みが薄いのかもしれません。

JR目黒駅発東急線目黒駅行き乗車券は8月30日(金)、南田さんの手によりきっちり使用されました。

ところでこの乗車券マニアの方とのトークは、昨日(9月4日)公開しています。インターネットラジオVoicy「野月・南田のエアトレインch.」を是非お聞きください。

2019年09月04日 21時10分

JR東日本E233系電車。

青梅鉄道公園に保存の0系新幹線。

昭和世代にはやはりこのシート。会社に入った頃は間違いなくこのリクライニングしない席。今のシートは彼の(かの)時代に比べ天国の乗り心地。

意外と広い運転席。土曜日でもゆったり撮影し、のんびりできる青梅鉄道公園。

E10形。この機関車に会えるのは日本でここだけなのですが、何せ一般的に馴染みが無かったこともあり、折角の展示にも関わらず、入場者の歓心は得られていないようでした。

青梅駅から東京駅への戻りはE233系電車。1330T青梅駅発13:25、東京駅着14:34の青梅特快。

驚いたのは青梅駅~立川駅間で乗降ドアが半自動だったこと。半自動ドアとは「乗客がボタンを押してドアを開閉する」ことを言うのですが、青梅線が全線でこのドア扱いになっているとは知りませんでした。

立川駅~東京駅間は当然の事ながら自動ドアなのですが、東京都内を走る特快電車で半自動ドアと出会うとは思ってもみませんでした。余談ですが、多くの乗客の皆さんは電車に乗ると、続いて乗車するお客さんがいない時はドアを閉めていました。すっかり定着しているようです。

2019年09月03日 21時59分

青梅鉄道公園の110形蒸気機関車の展示終了

東京都青梅市にある青梅鉄道公園。8月31日に行ってきました。

青梅鉄道公園は1962年のオープンで、規模は小さいものの長い歴史のある鉄道“博物館”の走りのような施設です。私の世代では恐らく多くの方が一度は行っているのではと思われるほどメジャーな存在なのですが、私の場合は実は今回が初の訪問。

学生時代には東京に住んでいたにも関わらず、、、です。

今回の初訪問のきっかけは青梅鉄道公園が発表したプレスリリース『110形蒸気機関車の展示終了 当園展示の110形蒸気機関車は、開園以来、多くのご来園の皆様に親しまれて参りましたが、本年8月31日をもちまして当園での展示を終了することとなりました。…以下略。』が、鉄道情報を扱うインターネットのサイトで紹介されたことによります。

東京に出かける用事が無ければ多分、行くことは無かったでしょう。ところがラッキーなことに8月30日にインターネットラジオVoicyの収録があったので、展示最終日の8月31日は東京にいる!

こんな千載一遇のチャンスはあり得ない。これは行かねばなるまいとばかりに出かけました。

日本の鉄道開業時に新橋 ~横浜間を走った10両の機関車のうちの1両で「鉄道記念物」に指定されており、ご覧のようにカットモデルの状態で静態保存されていました。

ところで東京にたまたまいたとしても、青梅まで来ることにした原動力は何だったでしょう?それは日本の鉄道の出発点に立っていた蒸気機関車の今後の動向が発表されていなかったことによります。

その後に聞いた話では「修理をする」とのことでしたので、恐らくカットモデルの部分を以前の姿に戻すのであろうと推察し、少しホッとしました。唯再度公開するなどの情報は全くなく、まあ今後のお楽しみと言ったところでしょうか。

2019年09月02日 22時44分

中津川駅にJR東日本の電車が!

頭では分かっていても、咄嗟には理解できないことが時にあります。

9月1日(日)、つまり昨日は岐阜県中津川市の坂下に出かけていました。そしてその帰り道。

坂下発18:07の中津川行きに乗車し、この写真は終着の中津川駅到着時に撮影。

分かる方には分かるのですが、電車の色がJR東海ではない。そして車掌さんがいる。

そうなんです。この電車はJR東日本の211系。何でこんなことになっているのでしょうか?

2015年6月14日のJR東日本/篠ノ井線松本駅。JR東海の電車が停車しています。木曽路を走るJR東海/中央本線の普通電車はJR東海と東日本の境界である塩尻駅を越え、一部を除き松本駅まで乗り入れています。

特急しなの号のような長距離列車であればともかく、ローカルの普通電車が会社の垣根を超えて走る区間は実はかなり限られています。もっとも松本駅で見られるJR東海の313系は、長野県の木曽路からこのエリアの中心である町への直通と考えればそれほど違和感はありませんが、JR東日本所属の電車が松本から岐阜県の中津川まで来ているとは、ある意味「おっ」と思う出来事でした。

何故こうした事があるかについてですが、JR東海の313系が塩尻~松本間に乗り入れて走る距離と、JR東日本の211系が塩尻~中津川間で走る距離を調整しているからなのですが、そのことを知っていても岐阜県でJR東日本の電車を見るのはとても新鮮で、私は思わずこうして写真を撮ってしまいました。

(追記)

中央本線の普通電車ですが、JR東海の313系電車は基本的にワンマン運転のはずで、一方JR東日本の211系は電車自体がワンマン対応になっていないため必ず車掌さんが乗務されています。

2019年09月01日 21時29分

ロマンチック街道の旅(6)ロールキャベツとトラム。

ロマンチック街道/ビュルツブルクの観光地は割愛するとして、地図ではStiftung Juliusspital Würzburgとなっている場所の中庭。

古典的な噴水を中心とした庭の至る所に現代アートがある。

一つ一つに意味があるとのこと。

この人たちは何をしているのだろうか?

シュールな羊たち。

見るべきものプラス新しい発見があるのは楽しいですね。

昼食は名物、ロールキャベツ。

レストランの窓外にはトラム。(黄色い何かがそれです)ワインを飲みながら至福の時。

日本ではあまり見かけないシーシャ(水タバコ)屋さん。今回のドイツの旅では結構見かけました。

2019年08月31日 20時10分

ロマンチック街道の旅(5)CITY TRAIN。

車大国なのに市街地で車を見ないドイツの町。そこに路線バスが到着。

ドイツの公共交通あるある話。トラムとバスが同じ場所を走り、電停=バス停です。物凄く利便性が高いと思います。日本でも「あったらいいな」とこの光景を見るたびにいつも思う。

上の2枚と同じ場所で撮影。恐らく私と同世代の方(国籍不明)がトラムを撮影中。そして右に写っている(座っている)女性は間違いなくその伴侶。何故って私はこの女性と目が合い、その時に「夫はあなたと同じ穴の狢(むじな)よ」と呆れ顔で言われた気がしたから。そしてこの写真を撮影したら結構まじで笑ってくれました。

実はその後もこのご夫婦とは別の場所で会っています。その時の様子は上の写真と全く変わりませんでした。女性の顔は、、、やはり呆れ顔。いずこも同じと、何故か反省している私。(んっ?)

大阪城公園ではロードトレイン、愛知こどもの国ならばランドトレイン。ここビュルツブルクではCITY TRAINというそうで、市内の観光地を一周しているそうです。鉄道ではないものの私にとって、『気分』は同じ。

ところで日本とドイツでの名前の違いはともかく、一番大きな違いはこのタイプのトレインが公道を走っているかどうかだったりします。

ただ橋を渡っているだけなのに、何故か力が入っています。

2019年08月30日 10時44分

ロマンチック街道の旅(4)ビュルツブルク/大聖堂界隈。

ビュルツブルクのランドマークと言える大聖堂界隈での撮影。観光の無い時間帯(自由時間)を使っています

大聖堂の入り口にある「Love」のモニュメント。

手を握り合う年齢不詳のカップル。テーマが“愛”なので「少しだけそのままそこにいて!」と願っていたら、きっちり撮り終わるまでいてくれました。

どうでもいいことですが今回の旅の同行者は、呆れ果てつつもこの近くを散歩中。

1枚目の写真と3枚目の写真のほぼ中間地点。ビュルツブルクというか今回の旅で知ったのですが、ドイツって本当に至る所に噴水があり、ついこうして写真を撮ってしまいます。

2019年08月29日 20時58分

ロマンチック街道の旅(3)ビュルツブルクでトラムを撮る。

日本の旅行会社の店頭に置かれているドイツのパンフレットを開けると、ロマンチック街道の名前が真っ先に出てくると言っても過言ではありません。

そのロマンチック街道の北の起点、ビュルツブルク。ドイツを旅する日本人がかなりの確率で訪れる町だと思われます。市内観光はさておきまずは路面電車(トラム)の撮影。

誤解無きように申し添えますが、あくまでも「主たる目的」は市内観光で、こうして撮影している間も、ガイドさんの声はイヤホンガイドにずーっと流れていますし、私はそれを一言一句、漏らさず聞いています。ただカメラの向く方向が他の方と違うだけです。

観光中のとある場所。出口に向かいつつカメラを向けていたら“たまたま”トラムが通過していきます。何故だろう?

ビュルツブルクの町に来たのは初めて。もっともドイツに何度か来ていたとしても、トラムの走る町があまりに多くとても回りきれません。今回のようにロマンチック街道の旅をしたいと思わない限り、私には縁が無かったかもしれません。

https://www.wuerzburger-strassenbahn.info/liniennetz.php

参考までにここビュルツブルクのトラムを解説したウェブサイトによれば現在は5路線、総延長21キロのようです。

歴史的な経緯はともかく旧市街と呼ばれるエリアは中世の街並みがそのまま残っており、どこをどう切り取ってもドキドキ、ワクワクが止まりません。

テラス席がある風景。ヨーロッパでは一般的によく見かけますが、日本ではあまり馴染みがないので思わずシャッターを押してしまいます。

2019年08月28日 20時48分

ロマンチック街道の旅(2)B747のこと。

飛んでいる飛行機の位置情報がモニターで見られるようになって何年経つのでしょうか?

ボーイング747が飛んでいる姿は美しい!とさえ思える。超大型ジェット機、エアバスA380も乗ったことがありますが、あまり印象に残っていないのは何故だろう?

ところで地図にある「ロストック」はドイツ北部の町で、ナローの蒸気機関車が路上を走ることで知られるモリ―鉄道の玄関口となっています。

私が2013年にモリ―鉄道に乗りに出かけた時は、ハンブルク中央駅~ロストック駅(乗換え)~バート・ドーベラン駅~モリー鉄道というルートで移動しており、思わず地図画面を食い入るように見て、その位置を確かめてしまいました。

フランクフルト空港に無事到着。…したのは良いのですが、入国に思いがけず時間がかかりぐったり。

空港を出発したバスのフロントガラスの向こうにスーパームーン(ではないのでしょうが、私の心のつぶやきです)。旅の始まり。

(追伸)

「野月・南田のエアトレインch.」の公開録音は今週末、30日(金)です。

【概要】

日時:8/30(金)18時~21時頃

会場:株式会社ホリプロ 社屋内にて

住所:〒153-0064 東京都目黒区下目黒1丁目2番5号

※入場無料・時間内の出入り自由

【受付】

受付は当日17時半より会場にて行います。下記【お持ちいただくもの】をご持参のうえ、直接会場(ホリプロ 受付入口)にお越しください。

※事前申込み不要

【お持ちいただくもの】

入場時に「Voicyをフォローしている携帯画面」の提示が必要です。お使いの携帯電話・スマートフォン・タブレット・PCなどをお持ちください。

【放送について】

この収録内容は9/2(月)以降、各回10分程度の内容にして放送いたします。

●皆さんのお越しをお待ちしております。



ADVERTISEMENT

カレンダー

2022年1月
« 12月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!