「ロボット」というと
皆さんはどんなイメージを持ちますか?
正確、速い、効率的、無機質・・・などでしょうか。
これらのイメージとは全く違うロボットが
愛知県内で開発されているということで
『キャッチ!』で取材に行きました!
その名も、
「弱いロボット」
作ったのは
豊橋技術科学大学の学生の皆さん
どこが”弱い”のか。
例えば、この「モジモジくん」というロボット
ティッシュを配ってくれるロボットなのですが・・・
手を出したり、引っ込めたり、モジモジしています。
我々から近づいていかないと
ティッシュを差し出してくれません。
歩み寄ると・・・
このように手を差し出してくれます。
モジモジしている姿が愛らしくて
人間っぽさすら感じるロボットです。
「完全」「正確」といったイメージを
持たれがちなロボットですが、
人とともに支え合わなければ完璧にならないロボット、
それが「弱いロボット」なのです。
人とロボットの
「持ちつ、持たれつ」の関係を
目指しています。
↓学生たちが作った動画も見てみてください!
https://www.youtube.com/watch?v=QtU4GsQna-g
モジモジくんを作った、見目海人さん(修士1年)
「このロボットを通して、
『誰かを助けてあげよう』
そんな優しい心の人が増えてくれたら」と
穏やかな声で語ってくれました。
他にも、こんなロボットが!
ゴミ箱ロボット、と言うそうです。
このロボットも、
ゴミの近くをよちよち歩くだけで
「ゴミを拾う機能」は持っていません。
我々人間に近づいてきてくれるロボット、
「あっ、ゴミを拾わなきゃ!」と思わせてくれるロボットなのです。
ゴミ箱ロボットも
人間とロボットが支え合って
一つのことが成し遂げられる仕組みになっています。
開発した、石川将輝さん(修士1年)
石川さんは
「ゴミ箱ロボットを通して、
ゴミを拾う意識を持ってくれる人が増え
よりクリーンな世の中になってくれたら」と話してくれました。
”弱い”ロボットを見ると
どこか愛着が湧いてきます!!
人の心にすっと入り込んできてくれる
そんなロボットだと思いました。
学生の皆さんは今後も
”弱いロボット”を開発していくそうです!