2010年03月09日 23時15分

時刻表名探偵

この本を知っている方は
私くらいの年代でも、
かなりの「通」の方でしょう。

「時刻表名探偵」(著者:石野哲)
昭和54年3月10日初版発行

日本交通公社から出版されたもので
石野さんは、当時、日本交通公社の時刻表編集部という
我々からみれば、垂涎の的のところに勤務されており
この本の中で、今でいう「乗り鉄」について書かれています。
※当時は「完乗」「乗りつぶし」「全線走破」とか
 言っていたかと思いますが…。
いわば「乗り鉄」の存在が
『まさに白日の下(もと)に晒(さら)された」
わけです。
この本をきっかけに私は
「全部乗る」「新線開通はフォローする」と
固く心に誓い、未だに続いているわけです。

実は宮脇俊三氏のかの有名な「時刻表2万キロ」の
出版の方が早く、世間的にはこちらが
全線完乗の『本家』と言えるのでしょうが
『マニアック』度は「時刻表名探偵」の方がはるかに高く、
私の人生を変えた一冊と言えます。

(家族のつぶやき)
きっと「そんなことで人生を変えるな!」でしょうか。

2010年03月09日 12時50分

すべての始まり

すべては1枚の切符から。

昭和44年8月28日の日付の
名古屋市内から長野までの切符。
名古屋発23:55の815レ、
「きそ8号」に乗車しました。
当時、夜行の「きそ」は客車でした。
当然ですが、ボックスシートの自由席。
高校1年生の夏休みでした。

この列車から私の乗車記録が残っています。
というか、この列車から乗った記録を
残し始めました。

国鉄全線に乗ろうなどとは当時、露とも思わず
本格的に乗ろうと思ったのは大学4年生。

国鉄2万キロキャンペーンが始まる前で、
「乗り鉄」という言葉などあるはずもなく、
今思えば、どちらかと言えば、「さすらいの旅」を
気取った“鼻もちならない”タイプだったのでは…。

因みにこれ以前にも乗った線区はあったのですが
記録が残っていないため、カウントはしていません。
思い出という記録は取ってありますが…。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!