2010年05月12日 18時34分

鉱山鉄道人車が惣房駅到着です。
写真では分かりにくいですが、
パンタグラフはトンネル内では低く、
外に出ると高くなっていました。
パンタを揺らしながら“にょきにょき”と
伸びていく様はユーモラスでさえありました。
この鉄道は、ほとんど全線がトンネルで
駅のある部分と他にほんの一部が
地上に顔を出しているのみ。
因みに人車に電灯の類は無く、
トンネルを走っている間は真っ暗。
また車内は極端に狭いこともあり
体を七重八重に折りたたんで小さくし
乗車中はただひたすら『押し黙って我慢』という
状況でした。
トンネルでの唯一の灯りは、
電気機関車のほの暗いヘッドライトだけですが
それも人車内に届くことはありません。
もう一つ、とにかく走行音がデカい!
車内で隣の人との会話ですら
相当に困難だったことを思い出しました。
このままトンネルの中で列車が止まり
「一生出られないのでは?」という
恐怖と戦った数10分間でした。