2010年05月27日 18時40分

「RAILWAYS」 一畑電車 伊野灘駅Ⅱ

“伊野灘”と言うくらいだから
ひょっとして宍道湖沿いでは思っていましたが
ホームから宍道湖が見渡せました。
(写真はホームを降りたところから撮影)

はっきり言って映画のロケ地でなければ
多分、下車しなかったと思います。
(全駅下車「鉄」の方は別でしょうが…)
でも、この駅の途中下車は良いかもしれません。
前を見れば宍道湖。後ろは田園風景。
実際に駅に立ってみて、心の安らぎを覚えました。
とにかく静かです。
(国道431号線の車の通行はそれほど気になりませんでした)
デハ二がここを通れば築堤の上りで
「吊り掛け」の音が響いてさぞかし…。

ということでこの映画の音への拘りを。
デハニは吊り掛け音だけでなくブレーキの軋みや
コンプレッサーの音も独特で
そのために録音専用の臨時電車を走らせたそうです。
『音鉄』の方に突っ込まれないようにしたのではなく
本物の「鉄道」を描きたかったそうです。

話しは変わりますが、この映画は「ROBOT」という
会社が制作したのですが
その会社が以前作った映画『続・ALWAYS三丁目の夕日』に
羽田空港に発着するプロペラ機のシーンがあるのですが、
その音は撮影当時、アラスカに現役の飛行機がいるということで
わざわざ録音に出かけています。(音だけのために!)

「RAILWAYS」。是非、音も楽しんでください。

2010年05月27日 9時04分

「RAILWAYS」 一畑電車 伊野灘駅

タダの田園風景写真ではありません。

空の直ぐ下の土手の様なところが
一畑電車の築堤で、
そこに「伊野灘」駅があります。

見たとおり、田園風景が広がるローカル駅ですが
画面左側の民家の辺りから撮影した
電車の乗降シーンが度々登場します。

何故か?
中井貴一演じる主人公『筒井肇』の実家が
この駅の見通しの場所にあるという設定だからです。

映画の中の映像は田園風景しかありませんでしたが
実際に行ってみて尚更何も無いと実感しました。
でもこの『何も無さ』と線路の築堤の高さが
映画の撮影に必要だったのではと思いました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!