2010年05月29日 9時00分

映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」は本日公開です。
昨日の中日新聞の夕刊でも大きく取り上げられていました。
で、今日の話しは「出雲大社前」駅です。
平成8年に国の登録有形文化財に指定されました。
ところでこの駅からほど近いJR西日本の
『旧大社駅本屋』(登録名称)は国の重要文化財であり
両雄相並ぶといったところでしょうか。
※登録名称とは文化庁で登録された正式な名称のこと。
旧大社駅は大社線廃線後の今もそのままの姿で残っており
木造の荘厳なたたずまいは一見の価値あり。
一畑の出雲大社前から歩いて10分ほどです。
一方、『一畑電鉄出雲大社前駅舎』(登録名称)は
打って変わって洋風建築。
※登録当時の会社名は『一畑電鉄』でした。
この独特の外観は実に「モダン」と改めて思いました。
特に屋根は“セセッション”風というのだそうですが、
わくわくするデザインですね。
この駅の文化財の登録基準は
『国土の歴史的景観に寄与』している
『日本の近代建築』ということで
まさにピッタリです。
(情報は文化庁データベースを参照)
※ステンドグラスも美しいです。
そういえば飯田線の天竜峡駅にも
素敵なステンドグラスがあります。
昭和初期の“はやり”だったんでしょうか?
『出雲大社前』駅、是非この駅舎にも注目してください。