2010年05月21日 18時32分

「RAILWAYS」 樽見鉄道「ナガラ1形」10号

ハイモ295-315の事故の為、
長良川鉄道からレンタルで
樽見鉄道に入ったのが「ナガラ1形」10号。

3月26日に入線し、4月3日から営業運転に入りました。
このレンタルは、「薄墨桜」の見物客輸送で
樽見鉄道が一年で一番忙しい時期(通称:桜ダイヤ)に
6両が最低必要ということから
長良川鉄道に協力をお願いしたそうです。

「鉄」の知り合いから、4月中旬に
『樽見鉄道』に『ナガラ』が
走っているとは聞いていましたが、
実物は当然の事ながら始めて見ました。

それにしても意外と違和感が無いですね。
前面にある「N」のマークや
ボディーの絵柄は確かに違いますが
結構馴染んでいます。

樽見鉄道としては、『ナガラ』が来た理由が理由なので
広報はしていないとの事でしたが
「鉄」の趣味的には興味深い話題となりました。

では、運転する側としてはどうかというと
運転そのものは大丈夫(当たり前ですが)だが、
扉の開閉に神経を使っているとの事。
今、樽見鉄道には折り戸の車両が無く
全車両が引き戸に統一されているのですが、
折り戸は車内の手前に折りたたまれるため
乗客が扉の近くにいないことの確認が
引き戸より必要とのことでした。

「成程!!」と思った次第です。

樽見鉄道を走る『ナガラ1形』は
今朝の話しの裏返しで早ければ9月までです。

2010年05月21日 9時02分

「RAILWAYS」 樽見鉄道ハイモ295-315

樽見鉄道のハイモ295-315の近況です。

この2月24日の踏切事故で運転できなくなり
本巣機関区の中で修理中なのは
ご存知の方もいるかもしれません。

平成11年製の軽快気動車仕様で
ハイモ230-312同様の
故池田満寿夫氏デザイン塗装の
樽見鉄道のエースとも言える存在だけに
この状況はとても残念です。

樽見鉄道としては何とか9月までに、
遅くとも10月までには復帰させたいと
していました。

2010年05月20日 18時10分

「RAILWAYS」 樽見鉄道Ⅳ

「RAILWAYS」ヘッドマークです。
19日から、映画「RAILWAYS」の
錦織監督の直筆サイン入り(頑張れ!!樽見鉄道!!)に
なっています。

このヘッドマークはハイモ295-617の
大垣駅側に取り付けられており、
5月30日(日)まで、
1日4往復程度するそうです。

なお、どのスジに入ってくるかは
当日の運用によるとのことで
運が良ければ見られる(乗れる)とのことでした。

話しは変わりますが、
今回は報道取材の同行だったため、
普通は入れない機関区の中に入ったり
色々な話しを聞いてきました。
次回から樽見鉄道の近況をお伝えします。

2010年05月20日 9時06分

「RAILWAYS」 樽見鉄道Ⅲ

樽見鉄道で運転士を目指して訓練中の
竹村敏彦さん(38)です。

一昨日(18日)は、
大垣駅発13:37の「RAILWAYS」
ヘッドマーク付きのハイモ295-317で
訓練を受けていました。
※写真は大垣駅で発車前に撮影させてもらいました。
※昨日の朝UPした車両です。

3月に学科試験を通り、
6月9日の実技試験を目指して、
現在、指導教官の元で訓練の日々だそうです。
これが通れば晴れて一人前の『運転士』となります。

竹村さんは元々関西の鉄道会社で車掌をしていたそうですが、
「運転士」への夢が捨てきれず
樽見鉄道に転職したそうです。

千葉のいすみ鉄道では訓練費『700万円』自己負担の
公募運転士が話題となりましたが、
樽見鉄道では正社員でちゃんと給料も
支払われています。

何れにしろ、樽見鉄道がいすみ鉄道より
経営的に恵まれていることはあり得ず
地方鉄道が「地元の足」として
どこまで生き延びれるか正念場が続いていると
思った今回の取材同行でした。

2010年05月19日 18時26分

「RAILWAYS」 樽見鉄道Ⅱ

樽見鉄道取材の目的は、
映画「RAILWAYS」の錦織良成監督の
樽見鉄道表敬訪問(5月18日)と
運転士を目指している“新入社員”の方の
訓練の様子でした。

写真の右から
1)運転士を目指して訓練中の竹村敏彦さん(38)
2)錦織良成監督
3)樽見鉄道田中良以社長
4)運転士を目指して訓練中の武藤真司さん(42)
の方々です。

錦織監督は、今回脚本も担当されており
そのリサーチの中で
地方のローカル鉄道の苦境は
知ってはいたものの現実は想像以上で、
映画を通して、そんな鉄道の現状を知ってほしい。
また赤字の中でも頑張っている
会社があること知ってほしいと思ったそうです。

そんな中、樽見鉄道に『運転士』になることを目標に
カッコの中の年齢でも分かっていただけると思いますが
映画と同じように、
社会人経験のある2名の方が訓練中と聞き、
映画の宣伝と、この訪問が少しでも
樽見鉄道のプラスになるならばと
今回の訪問(訓練中の2名の方への激励)が
実現したと聞きました。

ところで樽見鉄道の田中社長は
67歳で「運転士」の免許をとったそうです。
監督は、「49歳で運転士になる」ことは
「現実的か?」と考えながら撮影をしたそうですが
田中社長の話しを聞いて「ホッとした」と
話していました。
地方のローカル私鉄で、
従業員のかなりの人が運転士の免許を持っている会社も
あるとは聞いていましたが、現実がこんな身近にありました。

2010年05月19日 9時00分

「RAILWAYS」 樽見鉄道 

5月29日(土)から、
島根県の一畑電車が舞台となった
映画「RAILWAYS」が公開されます。
ストーリーは、一言で言えば
49歳の一流会社のエリートがその職を離れ、
一畑電車で運転士になるお話しですが
決して単なる『鉄』な人の転職ストーリーではなく
家族の絆を考えさせてくれる映画です。
※詳しくはこちらの「RAILWAYS」のHPで!

その公開に合わせ、
岐阜県の樽見鉄道に、
映画「RAILWAYS」のヘッドマークを掲げ、
車内を「RAILWAYS」一色に装飾した
『ハイモ295-617』が登場しました。

昨日(5月18日)、中京テレビのニュースが
その列車の取材をするということで
私も同行しました。

2010年05月18日 18時02分

三重県紀和町紀州鉱山 鉱山鉄道復活

この写真は、昭和62年(1987年)4月。

紀和町の方から「バッテリーロコを使って
鉱山鉄道を復活させる」と連絡を受け、
早速出向きました。

復活区間は、「小口谷」~「湯の口温泉」。
正に、今のトロッコと同じ区間です。
*写真は、「湯の口温泉」駅。
*「小口谷」は、現在の「瀞流荘」。
 昭和62年当時はまだ「小口谷」だった。

人車の色こそ塗り直されてきれいになっていましたが
バッテリーロコは“現役”当時のままで
「これでよく走るなあ」という気がしました。
また、人車には相変わらず灯りが無かったと
記憶しています。

架線のないスッキリした風景で、
それはそれで一抹の寂しさを感じたものの
やはり鉱山鉄道(産業遺産)が形はどうであれ
残っていくことに喜びを感じるとともに
本格的な運転が始まることを祈りました。
(今は達成されています。)

*写真右上の以前の線路上に
 露天風呂もある温泉施設と
 宿泊施設が作られていた。
(今月15日にUPした線路とポイントのあったところ)
 右下が小口谷方面。
 人車はこれからトンネルに入るところ。

紀州鉱山 完。

2010年05月18日 9時24分

北九州モノレール 「銀河鉄道999」号ラッピングⅡ

「銀河鉄道999」号ラッピングモノレールの
2両目と3両目です。
こんな感じで4両編成の全車両の
両サイドにラッピングがあります。

4両全体の写真もあるのですが
何せ、全体では何が何だか分からないので
このサイズにトリミングしました。

話しは変わりますが、このモノレール、
開業時、地元商店街の反対から
小倉駅に乗り入れられず、
その後、小倉駅に乗り入れたことで
乗客も増えて単年度では黒字化したようですが
何せ、累積赤字が多すぎ今だに経営は
四苦八苦のようです。

今回のアイデアも市民に親しんでもらい
乗客を増やすとともに、私たちの様な
「鉄」やアニメファンに期待しての
増収策と思われます。

ところで、北九州モノレールは
小倉北区・小倉南区の2つの区を走っていますが
もともとは一つの区(小倉区)であったためか
小倉北区に住んでいる人に住所を聞くと
「小倉北区」と素直に答えるものの
小倉南区に住んでいる人は
「小倉」と答える人がいるそうです。
理由は…、まあどうでもいい話ですね。
地元の方に聞いた話ですが、本当かな?

2010年05月18日 9時07分

北九州モノレール 「銀河鉄道999」号ラッピング

昨日の続きの小倉駅。

北九州モノレールに、3月27日(土)から
「銀河鉄道999」号ラッピングモノレールが
運行を始めました。(10編成中、1編成のみ)
開業25周年の記念ラッピングと言うことで
3年間の期間限定だそうです。

運行ダイヤは北九州モノレールのHPで確認できます。
よく運転される日もあれば運転されない日もあり
行かれる方はご注意を!

とりあえず雰囲気をつかんでいただくために
先頭車の先端部分だけの写真をUPしてみました。
※小倉駅出発直後。
メーテルの切ない表情がディテールまで
ちゃんと表現されていたのは驚きでした。

私は、開業間も無い昭和60年2月26日に
最初にこの線に乗り
平成11年2月12日に小倉駅乗り入れ区間を乗っています。
だからなんだと言うことは無いのですが
「開業25周年おめでとうございます」と
ようは「今回は乗っていません」という報告です。

2010年05月17日 17時42分

山陽新幹線小倉駅 0系復活

0系復活と言っても『トイレ』の中です。

山陽新幹線小倉駅コンコースのトイレの
洗面台に登場しました。
写真はUP過ぎて分かりにくいですが
水栓の下の排水口のふたです。

先週金曜日、小倉出張の折に、早速撮影しました。
トイレの中でカメラを取り出すのには
とても勇気が要りましたが
あまりの可愛らしさに
是非とも紹介したく頑張りました。

女性用トイレにもあるとのことですが
さすがにそちらの写真は…。

こうやってデザイン化されても
さすがに「0系」は素晴らしいですね。

在来線のトイレにはありませんので、
この「0系」を楽しみたい方は
新幹線で乗降するか入場券が必要です。

まだまだアイデア次第で
駅が楽しくなりそうですね。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!