2010年06月07日 19時00分

シベリア鉄道 ロシア号寝台車上段

大変ご無沙汰のシベリア鉄道です。
(5月17日以来です)
*これまでの話しは、『カテゴリー』の
 『海外』でご確認ください。

お久しぶりにもかかわらずいきなり
むさ苦しい写真で申し訳ありません。
ロシア号ハードクラス寝台車の上段です。

ベッドの幅は問題なかったのですが
万が一の時にガードするものが何もない!

私の寝相の悪さは人後に落ちないものがあり
さすがに転落は避けたかった。
そこで洗濯用に持っていたロープを
写真のように張って
何とか緊急の事態に備えたのです。

で、これは役に立ったのでしょうか?
同室の日本人の方から、
「稲見さん、ロープに体が食い込んでいましたよ」と
言われたことが2~3度あり、
やはり、何事も『備えあれば憂いなし』と感じた次第です。

因みに、他のコンパートメントで
「ドサッ」という音を深夜に聞いたことがあるので
落ちた人がいたみたいです。
※この話しは作っていません。実話です。
 他にも聞いた人がいます。
 但し、上段とは限りませんが…。

今も、ロシアの寝台車はこんな風なのでしょうか?

2010年06月07日 9時08分

門司港レトロ観光線 ボランティアスタッフ

門司港レトロ観光線(やまぎんレトロライン)には
想像以上に多くの人が関わっていました。
その大半が地元を中心としたボランティアだそうです。

まず、途中駅を含め各駅に数人の『駅員』がいたり
車内も各車両に1名ずつの案内兼車掌(扉の開閉も担当)の
女性がおり、その他にも1名の男性車掌がいました。

正確に数えた訳ではありませんが、多分、
運転士を入れて20名以上の人がいたかと思います。

1編成の最大定員は立ち席をいれて100名で
多くの人が往復していたことを考えると
全列車満席の場合の1日の収入は次の計算式となります。
(往復500円×100名×14往復=70万円。)
春から秋の季節運転で、しかも土休日運転。
『門司港レトロ』全体への貢献も勘案する必要はありますが
決して安閑としていられる状況ではないことは分かります。

それでもこの鉄道が成り立っている大きな理由が、
スタッフの大半がボランティアであるということだと
思われます。

今のところ順調に推移しているようですが
『特定目的鉄道事業者』は“継続性”は問われないようなので
突然、見限られる事態が到来する可能性はあり得ます。

私はこの小さな機関車とトラの組み合わせが、
地元ボランティアとの協働でいつまでも長生きしてほしいと
切に願わずにはいられませんでした。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!