2010年06月07日 9時08分

門司港レトロ観光線(やまぎんレトロライン)には
想像以上に多くの人が関わっていました。
その大半が地元を中心としたボランティアだそうです。
まず、途中駅を含め各駅に数人の『駅員』がいたり
車内も各車両に1名ずつの案内兼車掌(扉の開閉も担当)の
女性がおり、その他にも1名の男性車掌がいました。
正確に数えた訳ではありませんが、多分、
運転士を入れて20名以上の人がいたかと思います。
1編成の最大定員は立ち席をいれて100名で
多くの人が往復していたことを考えると
全列車満席の場合の1日の収入は次の計算式となります。
(往復500円×100名×14往復=70万円。)
春から秋の季節運転で、しかも土休日運転。
『門司港レトロ』全体への貢献も勘案する必要はありますが
決して安閑としていられる状況ではないことは分かります。
それでもこの鉄道が成り立っている大きな理由が、
スタッフの大半がボランティアであるということだと
思われます。
今のところ順調に推移しているようですが
『特定目的鉄道事業者』は“継続性”は問われないようなので
突然、見限られる事態が到来する可能性はあり得ます。
私はこの小さな機関車とトラの組み合わせが、
地元ボランティアとの協働でいつまでも長生きしてほしいと
切に願わずにはいられませんでした。