2010年06月08日 18時31分

シベリア鉄道 キロポスト

かろうじて6030の数字が
読めますでしょうか?

シベリア鉄道のキロポスト(距離標)です。
※モスクワから6030キロ地点。

日本とは随分雰囲気が違いますね。

このキロポストと時計を使って
列車の時速を割り出したのですが
フルスピード時で
大体100キロちょいオーバー程度と思われました。

ただ、100キロの時は揺れがひどい…、
と思って窓から先頭車方向を見ていた時
ある事実に気がつき愕然としました。

そもそも路盤があまり良くないのか、
整備状況が良くないのか、
先頭の機関車が何故かある時、一瞬小さく沈むのです。
その後、1両づつ同じ場所で次々と沈み
最後に自分の乗った車両も瞬間沈みました。

道にちょっとした穴があり
車でそこを通り過ぎて「ガタン」となったと言えば
ご理解いただけるでしょうか?

サッカー・野球の試合のウェーブじゃあるまいし、
これだけは願い下げたいと思いました。
⇒日本なら間違いなく徐行運転だ!!

2010年06月08日 8時58分

シベリア鉄道 ロシア号快走中

シベリアの大地は想像を絶している!

ハバロフスクを出発し、3日目。
この写真には、
モグゾン(モスクワから6060キロ)から
ペトロフスキーザボード(モスクワから5750キロ)の間で
撮影というメモがありました。
実際にはこの間にもロシア号の停車駅(ヒロク)が
1駅あった訳ですし、そもそも310キロも距離のある
撮影ポイントメモは何だったのだろう。
名古屋起点で考えれば、東では小田原のはるか先、
西なら大阪を越えてさらに姫路を通り過ぎる距離です。

おそろしく大雑把ですいません。

で、ウラジオストック方面に向かう列車とのすれ違いですが
1991年当時、旅客列車はともかく貨物列車は
少なくとも10~30分に1回程度は
すれ違っていた記憶があります。
広大なソ連にあって、トラック輸送はとても現実的とは
思えず、冬は凍てついてしまう海もあてにならず
結局、鉄道が貨物の主役と思えました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!