2010年06月13日 9時04分

1991年10月8日、イルクーツクです。
川は町の真ん中を流れる「アンガラ川」。
川の対岸に見える白い建物が
イルクーツク駅となっています。
米粒程度でこの写真では分かりませんが
列車も写っています…。(残念)
イルクーツクの町は、実は三重県と縁が深く
江戸時代、今の鈴鹿市出身の船頭『大黒屋光太夫』が
江戸(東京)に向けて船を進めていたところ
その船が嵐で漂流。その後ロシアの領地に流れ着き、
1789年から1791年までここイルクーツクに
暮らしてました。(最終的には帰国を果たしました)
※ご存じない方も多いと思いますが、地元の
鈴鹿市では大黒屋光大夫記念館もある超有名人です。
この話しは井上靖『おろしあ国酔夢譚』として小説となり、
私がイルクーツクを訪れた翌年、緒方拳主演で
映画化もされました。(私は映画を見ました)
話しを戻して、当時、共産圏の町のイメージは
『画一的で面白みがない』といったところでしたが
この町は少し違っていました。