2010年06月18日 17時47分

関西電力黒部ルート見学会 仙人谷の橋

黒部専用鉄道「仙人谷」では橋の上に停車し、
その両サイドから風景を楽しみます。
私の立っている場所の左側、人のいるところで
今朝UPした写真を撮影しました。

この橋は谷に架けられていて、
直下を川が流れています。
屋根付きなのは、豪雪の冬でも車両を通すためと
聞きました。

ところでこの専用鉄道のこれまで乗ってきたトンネルは
昭和34年の貫通で、
この橋から「欅平上部駅」までは昭和14年までの
完成区間との事。恥ずかしながらこの時、初めて知りました。
※因みに宇奈月から欅平(黒部峡谷鉄道の区間)までは
 昭和12年までの開通だそうです。

この仙人谷(写真では奥の方)を渡ると
直ぐに『高熱隧道』として有名な場所を通過します。
噂には聞いていましたが正に“高熱”。
車内にいてもその熱さは十分感じられ
まるで蒸し器で調理されている気分でした。

余談:どうでも良い話しですが、地下要塞のような
   発電所を出発し、トンネルを抜けた瞬間、
   スピード感はないものの
   気分は「サンダーバード!!発進!」でした。(古い!)

2010年06月18日 9時02分

関西電力黒部ルート見学会 黒部専用鉄道 仙人谷

黒部川第四発電所前を出て短いが(速度がゆっくりのため)
時間のかかるトンネルを抜けると仙人谷です。
(13:10頃)
ここで一旦下車です。
何と、天気予報は良くなかったにも関わらず
晴天が出迎えてくれました。

ここの風景が何とも素晴らしい。
写真は仙人谷ダム方向ですが、
この専用鉄道に乗らないと
絶対に見られない北アルプスの圧倒的に迫力のある
絶景です。(逆サイドも絶景です)

「鉄」は多分、1回乗ったらここに来ようとは
思わないでしょうが、一般の方でリピーターが
存在するというのは納得です。
特に、秋の紅葉は筆舌に尽くしがたいとのことでした。
私も時間があったらこの風景だけのために
もう一度当選したいと思ったほどです。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2010年6月
« 5月   7月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!