中京テレビ

2010年06月20日 0時19分

関西電力黒部ルート見学会 最後の500メートル

関西電力黒部ルート見学会、最後の乗り物です。

エレベーターを降りると再度トロッコに乗車です。
13:53、黒部峡谷鉄道の欅平駅を目指します。

距離にしてわずか500メートル、
時間にして3分です。
歩けない距離ではないのですが
歩けないから『乗る』ということでしょうか?

とにかく乗ったと思ったら
もう「欅平」に着いたという感じです。
この「欅平」、本当に『黒部峡谷鉄道』の「欅平駅」の
ホームに到着してちょっとビックリ。
昭和53年9月11日以来の「欅平」でしたが
その当時、「欅平」の奥に線路があるとは
聞いていましたが、ちゃんと確認はしていませんでした。

黒部ダムから始まった3時間強の『乗り鉄』でしたが
ほぼ全区間(発電所も含め)が地下であることには
当然ながら理由があります。
1)「険しい地形」
2)「長く厳しい冬の気象状況」
3)豊かな大自然が息づく国立公園内
設備保護と自然保護の観点から
ダム以外全て地下という途方も無い大工事が行われたものです。

闇の中の浮遊物になったような不思議な気分と
闇を抜け出た瞬間のあまりにも明るい風景。
この絶妙なバランスが人を魅了するのですね。
季節を変えてもう一度チャレンジしてみたいと思いました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!