2010年06月27日 9時03分

SLの運転が出来る走行線のこれがほぼ全て。
実際には、写真の少し左側がスタート地点です。
撮影の仕方次第ですが、細かいことを気にしなければ
カメラを縦位置にし望遠のUPで
この線の中央付近を走るC12を狙うと
後ろの山並みの緑と蒸気機関車の黒のコントラストが
結構いい感じでした。(単機回送的雰囲気…、私だけ?)
ところでこのC12167号機ですが、第二次世界大戦の末期
昭和19年8月31日から昭和21年11月6日まで
鳥取機関区に配属され、実際の若桜線を走っていたそうです。
それから西日本を渡り歩き平成19年8月8日に
ここに戻ってきました。
167号機もこんな運命が待っているとは
よもや思っていなかったでは?
石炭を積むことも、煙を上げることもありませんが、
それでも汽笛、ドラフトは一端(いっぱし)。
老後の余生を、まずは自らが産業遺産として
はたまた現役時代を過ごした若桜への恩返しに
これからも活躍してほしいと
走る姿を見ながら感じた次第です。