2010年07月01日 9時04分

1991年当時のシベリア鉄道「ロシア号」の
洗面所です。
決して清潔とは言い難い雰囲気ですが
ここで顔を洗い、歯を磨いていました。
トイレは…。
実は写真はあるのですがお見せできません。
車掌さんは毎日、ちゃんと掃除をしているのですが
直ぐに汚れてしまいます。(清掃直後はOK!)
車掌さんの名誉のために一言。
当初持っていたイメージと違い、よく働いていました。
ロシア号は、数少ない長距離列車だけあり、
昼間だろうが深夜だろうが
駅に着けば常にお客の入れ替わりがあります。
その度に車掌さんは、切符の確認とシーツ等の交換をし、
あとトイレ以外にも各コンパートメントの
掃除もするなど、結構、大変そうでした。
これでウラジオストックからモスクワまで
8日間連続勤務とのことでした。
ところでトイレの話し。
ハードクラスのトイレは直ぐに汚れるので
タバコの「マルボロ」(当時、世界の通貨と言われていた)
2個でソフトクラスの車掌を買収し、
快適なトイレライフを送っている日本人乗客もいました。
もっともそうしていたのは日本人以外にもいましたが…。
そういえば、ロシア号の車内で、
飲み水はどうしていたのだろう?
水を買った記憶が無いのは何故?