2010年07月25日 18時06分

「木曽路はすべて山の中である」としたのは
島崎藤村の『夜明け前』ですが
木曽路の手前、東美濃路も結構な山の中です。
写真は、JR恵那駅ホームから、右方向に分岐する
明知鉄道を臨んだものです。
駅を出てすぐに差し掛かる
33パーミルの上り勾配がはっきりとわかります。
国鉄・旧明知線(今の明知鉄道)は、
山中に鉄道を敷設するため
当時の技術的な限界の範囲内とはいえ
連続する急勾配、急カーブで乗り切らざるを得ませんでした。
※私・個人的には、スケールは小さいかも知れませんが
日本有数の山岳鉄道の要素を持っていると思っています。
時代が変わり車両の性能が格段によくなった今でも、
殆どの区間は時速40~50キロ程度という低速です。