2010年07月29日 18時45分

明知鉄道気動車体験運転 出発信号

体験運転の出発点から見た、体験運転区間の全貌です。
正面奥の突き当たりが終点。
右側のホームは明智駅です。

注目なのは出発信号機。
何だか高さも含めてちょっと不自然ですよね。

実は、この信号機は日常的に使用しているものではなく
何と、この『体験運転』のために明知鉄道が作ったもの。

参加者の方に、少しでも『運転士』気分を味わってもらい
より楽しんでもらおうということでした。
その狙いはズバリ!
運転席に座ると正面の斜め左側にバッチリ確認できます。

しかもこの信号機、「一日運転士」の出発準備が
整った段階で、明知鉄道の担当の方が
手動で「赤」⇒「青」に切り替えているのです。
従って「青」が点灯すると直ぐにアケチ14号は出発。
「青」になりっ放しでは無いところに
“明知鉄道”の『単なるイベントに終わらせていない』という
心意気を感じました。

行ってみたから分かること、気付くことは本当に多い!

2010年07月29日 8時42分

明知鉄道気動車体験運転 仕業点検

実際の『乗務』の前に、エンジンなどの装備や
各種機器の点検方法の説明を丁寧にして頂きました。

私が「面白い」というか、「明知」らしいと思ったのが
この車輪のところについている箱と
箱から線路面に向かって、車輪の直ぐ横に伸びている
怪しげなパイプ。

実はこれ、砂箱(砂撒機)。
明知鉄道では、急勾配区間において線路上の落ち葉や
冬の霜などで車輪が空転し、
列車が坂を上れなくなってしまわないように、
レールと車輪の間に砂を吹きつけてその防止策として
いるそうです。
※この砂を使い、お祓いをちゃんとした上で
 「明知鉄道のすべらないお守り」として
 絶賛販売中だそうです(笑)。
※蒸気機関車の砂箱は見たことがありますが
 気動車の砂箱は初めて見ました。

こんな話しが聞けるのも体験運転ならではですね。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!