2010年08月05日 8時05分

昭和45年の広島・呉線 上り急行「安芸」

同じく、C6223が牽引する38レ上り急行「安芸」。
区間は吉浦~川原石間です。
●38レ…広島発15:00、東京着6:40

よく見ると「安芸」のヘッドマークがきれいになっていました。
広島機関区で休憩中に磨き上げられたのでしょう。
※鉄道員の心意気を感じます。

電化工事真っ盛りであることがこの写真でわかりますが
早くもこの年の10月改正で呉線は電化されました。

因みに、急行「安芸」の名前は、この改正で
「大阪」~「呉」間の電車急行となり、
その後、「新大阪」~(呉線)~「下関」間の
寝台特急に生まれ変わり、昭和53年の10月改正で
その名が無くなりました。

日本最大の蒸気機関車が牽引するにふさわしいのは
やはり通勤・通学列車ではなく、ブルートレインとまでは
言わないまでも、時刻表に『寝台列車』と表記される
『安芸』のような優等列車です。
でもそれは今だから言えることかも。
呉線の通勤・通学列車も十分魅力的でした。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!