2010年08月14日 18時58分

立山砂防軌道・時刻表

水谷連絡所をトロッコが出発するとすぐに橋を渡ります。
散歩をしていたらその橋の袂(たもと)で、
写真の時刻表を見つけました。
●何だかんだ言っても、『足で稼ぐ』が情報収集の基本ですね。

一寸わかりにくいですが、上半分が千寿ケ原から水谷に
向けての“山登り”、下半分が“下山”の時刻です。

と言っても全線の時刻ではなく、この看板に近い
『現場(水谷トンネル出口)』~『水谷連絡所』間のもので
所要時間はわずか5分(最短)です。

で、そこが本題ではなく列車の種別に注目。上から、
1)巡視モーターカー
2)定期列車
3)安パト・視察等列車
4)雑貨列車(定期)
朝UPしたコメントの中に『雑貨列車』と書いた根拠は
この時刻表です。
また、「下り」の「視察等列車」の水谷発が14:35と
あるので、この“スジ”が私たち学習会参加者を乗せた
列車と思われました。

それと、この学習会の「2班」の方たちが
ダイヤ通りなら11:55に水谷に着いたことも
見て取れました。

●おまけ…「安パト・視察等列車」は往復とも
 10分かかることになっています。
 が、よく見ると途中に「連絡所」があるわけでもないのに
 それぞれの列車で所要時間に差が?何故?

2010年08月14日 8時02分

立山砂防軌道 水谷連絡所(水谷駅)Ⅱ

お盆です。皆さん、如何お過ごしでしょうか?
以前、私が番組を制作していた時は、
「24時間テレビ」直前のため、お寺さんにおいでいただく
時間を別にして、家にいたことがあまりありませんが
今はこうしてブログを書いています。

話しを本題に。水谷連絡所での休憩時間の間の午後2時15分、
定期列車が到着しました。

客車3両ながら「立山」のヘッドマークも凛々しく、
正直言って驚きました。
しかも「雑貨列車」ということで運んできた
荷物を降ろし始めたので余計にビックリ。
見ている限り全ての列車にヘッドマークが付くということでは
無いようですが、定期列車には付けているのでしょうか?

何れにしろこの水谷平には、砂防工事に従事する方たちの
宿舎もあるということで
その方たちのための食料等を運んでいるそうです。

さてこの砂防軌道ですが、立山砂防事務所のHPによると
運行区間は「千寿ケ原」(富山地鉄・立山駅近く)~
「水谷」(写真の場所)間、17.7キロ。
軌道連絡所(いわゆる『駅』です)が6か所、
最高時速は上り18キロ、下り15キロ。
※下る列車の方が安全確保のために遅くなっているそうです。
所要時間は1時間45分、この時間をかけて
標高差640メートルを上り下りしています。
最後に軌間は610ミリ。
私の大好物、ナロー中のナローです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!