2010年08月15日 9時06分

標高1116メートルの「水谷」を出て約20分、
場所は『樺平(かんばだいら)』。
高低差200メートルを連続18段のスイッチバックで
登り下りします。
※この存在が立山砂防軌道を「鉄」の憧れの地にしました。
(と、私は思っています)
この写真がほぼ全景で、この地点から
写真ほぼ中央の谷底まで一気に下ります。
●木が生い茂っていて分かりにくいですが
左側斜面の所々に線路らしきものが見えています。
実はこの時私は、乗車時の順番の都合で
車内の山側(窓側は最初から最後まで山の斜面)に座っており
谷側の席の方の了解をとってこの写真を撮影しました。
そうしたら、谷側の席の方から「写真を撮りたいの?」と聞かれ
「そうです」と答えたら、何と風景を見るのに一番良い席を
代わってくれたのです。そして、終点まで谷側の席に
座らせてくれました。
今後UPする写真は、『スペシャルシート』だから
撮影できたものです。
当日、席を譲ってくれた方には別れ際に何度もお礼をしましたが
今でも本当に感謝しています。
最近の「鉄」イベントでよく聞く
「自分さえよければ」という風潮とは別世界のこの話しは、
私にとって嬉しい思い出の一つです。