2010年08月16日 17時10分

立山砂防軌道 グス谷

水谷連絡所を出発して40分の15:15頃。
樺平のスイッチバック、樺平連絡所を通り過ぎた
立山砂防事務所のHPによれば「グス谷」の当たりです。

何気なく外を見ていたらスイッチバックのところに
人がいました。

ここは連絡所(駅)ではないので
多分、各所で行われている工事などに従事している人たちの
入山・下山は、列車を安全に止められる所で
適宜行うようになっているものと推察されました。

ただ、私たちの乗車している列車は「満席」なので
『別の列車でもあるのかな』とこの時は
さほど深く考えずにいました。

それはさておき、人の立っている場所の上の斜面をご覧下さい。
立山砂防軌道の真骨頂とも言えるこの勾配。
※このトロッコの最急勾配は「20分の1」(50パーミル)。
実際、乗っている時はこの程度の勾配では
驚かなくなっていましたがこうやって写真で見ると凄いですね。

2010年08月16日 9時02分

立山砂防軌道 スイッチバックのポイント

スイッチバックのポイントは自動化されており
写真の『矢印』を確認しながら進行しています。

見ていると、折り返し線に入るとポイントは直ぐに切り替わり
進行方向の『矢印』が点いて、即、出発です。
実に手際が良いというか、一般の鉄道に比べても
その圧倒的な素早さは感動モノです。

4月1日からUPしたインドの「ダージリン鉄道」も
スイッチバックの宝庫でしたが、そこでの転轍は
全て係員による手作業で、さすがに日本は違います。

そもそもポイントは通常、閉塞システムと連動させるはずで
その閉塞システムはどうなっているのでしょう?
このトロッコではスタフでもタブレットでもなく、
まして自動閉塞とも考えられず
多分、連絡所が全て有人なので、電話やFAXでの
安全確認と考えられます。
とはいうものスイッチバックのポイントは
それには連動していないと思われました。

ここからは私の推測ですが、
路面電車のトロリーコンタクター的な装置があり
それで運行しているのではないのでしょうか?



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!