2010年08月19日 18時01分

立山砂防軌道 中小屋連絡所

午後3時50分、中小屋連絡所です。
千寿ヶ原までの最後の連絡所です。

ブレブレの写真で恐縮です。
何せ、例え先頭の客車に乗っていたとしても
前に小さいとは言え機関車があるので前方確認が出来ません。

また、窓から顔を出すことは当然“ご法度”というよりは
乗れば分かるのですが、危なくてそんなことをする気に
そもそもなりません。

ということで、「あっ」と思ってシャッターを押したら
「結果がこうだった」と言うことです。

何でこの写真?という訳ですが、
連絡所の連絡員の姿をかろうじて押さえられた
ただ1枚の写真だからです。
「えっ、連絡員というのですか?」という疑問に対しては
答えがあります。

実は8月14日UPの「時刻表」の隣にもう一枚の
「軌道運行時刻表」があり、
そこに『各連絡所の連絡員名』と書いた欄があり、
それを見て「連絡員」と呼ぶことを知りました。
運転手(運転士とは言わないようです)、車掌、
そして連絡員の方を含め全員の名前が書いてあり
こうした人たちがトロッコの運転に従事していることを
窺い知る事が出来ました。

写真は瞬間の出来事でしたが、鉄路を守る心意気を
『敬礼』に感じた一枚です。

2010年08月19日 9時08分

立山砂防軌道 天鳥オーバーハング

午後3時43分(水谷を出て1時間強)、
桑谷連絡所と中小屋連絡所のほぼ中間にある
天鳥(てどり)オーバーハングです。
※日本でここだけ???

文化庁の「登録記念物」のページにも
このオーバーハングの写真が使われています。

残念ながらこのオーバーハングはこの時、
すでに使われておらず、通ることは出来ませんでした。
※新トンネルの開通による。

“スリリング”という言葉では表現できないこの景観、
通ってみたいと思うのはきっと私だけではないはず。
但し、大雨の日とか、その直後はちょっと怖い。

ところでオーバーハングって、“トンネル”の一種ですか?
線路を3分の2も覆っているのですが…。
ご存知の方、教えてください。

●(参考)全連絡所名
 ①水谷連絡所
 ②樺平連絡所
 ③鬼ヶ城連絡所
 ④桑谷連絡所
 ⑤中小屋連絡所
 ⑥千寿ヶ原連絡所



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!