2010年08月21日 23時15分

立山砂防軌道 忙中閑あり、温泉あり

最後にプチ情報です。

その昔、立山カルデラには『立山温泉』がありましたが、
昭和48年に閉鎖されてしまいました。
※その跡地で「トロッココース1斑」は昼食。

そこで温泉を楽しむわけにはいきませんが、
水谷平の近くに「天涯の湯」が作られ
私たちの様な「砂防体験学習会」参加者は足湯を楽しめます。
現地で作業をされている方達は、私の後ろにある
建物内で「温泉」につかれますが、私たちは「足湯」です。

ヘルメットを被って「足湯」という不思議な体験は
全国でもここだけなのでは?
(思いのほかリラックスできていい湯でした)

私はいつも「タオル」を2本持っているのでOKでしたが
「砂防体験学習会」に参加される方は
“足湯用”タオルを持って行かれることをお勧めします。

あと、この学習会の説明時に入念にあったのが
「蜂」対策。
何れにしろ、係員の説明には常に耳を傾け
“学習会”の範囲で「鉄」を楽しんでください。

立山砂防軌道 完。

2010年08月21日 12時00分

立山砂防軌道 余談1(保守工事)

車窓から、これから列車が向かう線路があり
その手前の急斜面に作業員の方がいました。

山中の決して走行条件の良くない場所を通過している
このトロッコは、日常的に手をいれないと
すぐにストップしてしまう危険があるそうです。
そのため、こんな急斜面でも万全の安全確保をしながら
手を入れているそうです。

砂防工事に手が掛かるだけではなく
砂防工事を行うためのインフラにも
手が掛かっているのは、来て見て始めて知りました。

まずは立山カルデラの崩落した土砂を常願寺川に流れ出させず、
さらに下流の町に行き着かせないことで被害を防ぐためには、
単に要所要所に砂防ダムを作ればお終いではないのです。

立山砂防軌道をこれから「乗り鉄」される方は
そんなことにも思いを馳せながら乗ってほしいと
切に願っています。

2010年08月21日 9時36分

立山砂防軌道 千寿ヶ原連絡所

平成20年7月16日、
水谷を出て標高差640メートルを下り1時間30分、
予定より15分ほど早く
午後4時8分頃に「千寿ヶ原連絡所」に到着。
※デジカメには、撮影時間が記録されるので
 写真整理が本当に楽ですね。

この時、到着時間が早まったおかげで
一部の方は富山地鉄「立山」駅発16:14に乗るべく
ダッシュでこの場所を離れました。

一方、私は少しここでのんびりしていましたが、
私たちが乗ってきた車両(写真左側)の入れ替え作業を
やっている横を到着列車(写真右側)が通り過ぎました。
※グス谷の作業員の方たちはこの列車に乗り込んだものと
 思われます。

この列車、実は8月17日にUPした
「グス谷」で見かけた列車ではなく、
更にもう一つ後の列車です。
但し、この列車が2番目の続行列車なのか
それとも水谷を15分後に出発予定の“定期列車”だったのかは
定かではありません。

ところで左側の看板は、
登録記念物「立山砂防工事専用軌道」の碑で
この碑の下には「軌間610ミリ」の解説板もありました。

こうして楽しい時間は過ぎ、私はこの後、
富山地方鉄道の
立山発17:17 電鉄富山着18:16に乗り
当然、富山発最終の「しらさぎ」には間に合わないので
金沢、米原と乗り継いで名古屋に帰りました。
立山を出てからの時間の何と長かったことよ。ふう~っ。

行く時も火曜日の仕事終わりで、名古屋発の「しらさぎ」に
新幹線で米原で追いつき富山に向かっており、
平日のイベントは本当にハードルが高すぎる。
などどぼやけばぼやくほど家族からは「止めとけば」と
温かくない声をかけられます…。
今、どこからか「当たり前でしょう」という
天の声が聞こえました。気のせい?



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!