2010年08月21日 12時00分

車窓から、これから列車が向かう線路があり
その手前の急斜面に作業員の方がいました。
山中の決して走行条件の良くない場所を通過している
このトロッコは、日常的に手をいれないと
すぐにストップしてしまう危険があるそうです。
そのため、こんな急斜面でも万全の安全確保をしながら
手を入れているそうです。
砂防工事に手が掛かるだけではなく
砂防工事を行うためのインフラにも
手が掛かっているのは、来て見て始めて知りました。
まずは立山カルデラの崩落した土砂を常願寺川に流れ出させず、
さらに下流の町に行き着かせないことで被害を防ぐためには、
単に要所要所に砂防ダムを作ればお終いではないのです。
立山砂防軌道をこれから「乗り鉄」される方は
そんなことにも思いを馳せながら乗ってほしいと
切に願っています。