2010年09月16日 9時00分

「クライチ路面電車博物館」はロケの名所

電車は「リバプール」にいた車両で、1936年製。
美しい緑色の2階建てで、車内2階席は木製の床に
小ぶりなシートが置かれていました。

で、ここでの主役は電車ではなく、
電車の右側のクラシックカーのお話し。

何でこの車が止まっているかといえば
この博物館の中で、クラシックカーとクラシックトラム、
そしてタキシードの紳士・美しい女性を組み合わせた写真を
撮影していたのです。
※多分、商業ベースのポスターか雑誌用?
※女性の服装もこの乗り物たちにふさわしい
 優雅なモノでした。
 残念ながら写真を撮ろうとしたら「ダメ」と言われました。

この車は博物館が持っているものではなく
撮影していた人たちが持ち込んだものと聞きました。
こうした撮影は、日常茶飯事とは言わないまでも
結構あるそうで、映画やテレビのロケも多いそうです。

イメージしやすい言葉で言えば、映画やドラマの
SL走行シーンでよく出てくる大井川鉄道ですが、
残念ながら架線やちょっとした風景が
時代の雰囲気を損ないます。
しかし、この博物館では町並みを含め全て20世紀前半で
時計が止まっているのです。

日本なら明治村のN電とクラシックカーの
組み合わせといったところでしょうか。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!