2010年09月22日 9時15分

平成元年12月26日に放送した
「火曜サスペンス劇場」『最終電車を待つ女』は
市毛良枝さんを主役に迎え
中京テレビの開局20周年記念特別番組として放送した
当社として数少ない全国ネットのドラマでした。
●私は、このドラマでは「プロデューサー補」を
担当しており、主に撮影スケジュールの管理と
「ロケ地」の手配をしていました。
●ドラマのあらすじは長くなるので省略させていただきます。
乱暴な展開で申し訳ありません。
ところでこのドラマ『最終電車』がキーワードだけあって
夜の撮影が多く、昨日UPしたのは数少ない昼間のシーン。
※このドラマで、昼間に駅舎の全景が写っているところが
他にはありませんでした。ご了承下さい。
因みに今回の写真は、早朝、夜明けの少し前に撮影しました。
布袋駅での撮影に当たり、
名古屋鉄道さんには何度も通って打ち合わせを行い、
早朝から深夜にわたる撮影に全面的なご協力を頂きました。
●布袋駅以外にも何箇所かで撮影させていただいた。
と、ここまでは型通りの話しですが
この駅をロケ地に決定するまでには時間がかかりました。
何せ中京テレビの20周年記念なので
このエリアの「駅」でドラマの設定に相応しい駅を
捜しに捜しました。一体、幾つの駅を下見したことでしょう。
そして最終的にこの駅を第一候補にドラマの『監督』さんに
現地を見ていただき、納得していただいて
『ここで撮影しよう』と言われた時は
本当に胸をなでおろしたことを昨日のように覚えています。
それだけにこの布袋駅で過ごした撮影の時間は
“私にとって”と言っては会社に申し訳ないですが
最高に充実していました。
(布袋駅に決定した理由)
1)やはり“駅舎”(名古屋の郊外の趣のある駅)
2)駅を取り巻く町の雰囲気
3)立体的に映像が組み立てられる
(撮影秘話)
「最終電車」をイメージした電車の到着シーンは
日が沈んでから、実はこの写真のポジションから
はるか離れた駅舎(右側の建物)のところで
役者が演技をする場面も多く撮影しており
当然、名古屋からの到着列車を待って行ったのですが
撮影を始めると手前の名古屋方面行きの電車が
きたりしてとにかく時間が延々とかかりました。
最終的に監督のOKが出た時、
私の『血と汗と涙』(大袈裟ですね…)は
無駄ではなかったと思いました。
私事というか何と言うか、「私と布袋駅」とテーマに
一文をUPしてみました。