2010年10月12日 18時07分

比叡山延暦寺への足という最も日本らしい交通機関にも係わらず
ヨーロピアン風の美しいデザインの車両です。
そして「縁」と「福」と書かれた硬券の乗車券。
坂本ケーブルのHPによれば
『第253世天台座主・山田恵諦猊下、白寿の折のご親筆』との
ことで、乗車券の左のところその銘があります。
購入した時に、“流石”と思いました。
いい記念にもなっています。
因みに車両の名前も「縁」と「福」になっており、
写真の1号は「縁」です。
ところでこの写真でもう一つ注目してほしいものが…。
当時はあって、今は無いものがあります。それは架線。
今回、このブログを書くために坂本ケーブルのHPを見て
大ビックリ!!何と、安全運行のために架線レス化との事。
一方で、パンタグラフは工費削減のため残しているとあって
それはそれで今の姿は面白いかも知れません。
今回の坂本ケーブルの写真と話しは以上!です。
実のところこの日は天候が悪く、
ケーブルカーが動き出してからは『五里霧中』。
日本一の長さを堪能するには「窓外の絶景」という
メインディッシュがあってのこと。
ところがその絶景は何と「視界ゼロの白一色」。
同じ白でも雪の方がまだ視界が利くであろうと思うほどの
状況で、ただただ耐えに耐えた11分でした。
終点の「ケーブル延暦寺」は白の絵の具で塗りつぶしたと
言っても過言ではないほどで写真は撮ったのですが
何が写っているか識別できないほどでした。