2010年10月13日 18時42分

明日、10月14日は「鉄道の日」

明日、10月14日は「鉄道の日」ということで
東京都港区にある「旧新橋停車場」跡に復元された
明治5年10月14日の新橋~横浜開業当時の駅舎の写真です。

この地の説明は今更は不要と思われますが
文化庁の国指定文化財等データベースによりますと
ここは『旧新橋停車場跡』という史跡で
昭和40年5月12日に指定され、
さらに平成12年3月27日に追加指定されています。

ただ、写真の建物のところにある“碑文”には
「…発掘調査が1991(平成3)年から…、
1996(平成8)年…、国の指定を受け…」とあり、
文化庁のデータベースと“碑文”の年月日の整合性というか
関係性で今ひとつ疑問が残っています。
※私の個人的な疑問です。悪しからず。

ところでこの『旧新橋停車場跡』界隈ですが、
私にとっては身近な場所。
時折出張で出向く日本テレビが平成15年に奇しくも
正にこの場所、旧汐留駅(貨物駅)の跡地利用である
「汐留シオサイト」に移転しているのと
中京テレビの東京支社は、現在の新橋駅を挟んで反対側に
あったりします。
それより以前、この地で汐留駅が現役であった時代は
新幹線の車内から貨物列車を眺めるのが好きでした。
またここから「カートレイン」が出ていたのも
昔日の感があります。

その割には、というか実は、この『旧新橋停車場跡』を
初めて訪ねたのは確か去年の冬の寒くて暗い日。
日本テレビでの打ち合わせが終わり、次のアポまで
ちょっと時間があったので覗いてみました。

あまりにも「いつでも行ける」存在であったため
行く気にすらなっていませんでした。
なおかつその時は写真を撮っていません。
故にこの写真は昨日(10月12日)、
東京に出張したのでついでに立ち寄り撮影したものです。

2010年10月13日 8時59分

日本一の叡山ケーブルは霧の中

平成13年6月6日、衣替えの時期なのに
とても半そでではいられない寒い日でした。
比叡山は雨が降ったり止んだりで、
ところどころで深い霧に包まれました。
坂本ケーブルと一対の話しです。

写真は、叡山ケーブル(京福電気鉄道鋼索線)の
「ケーブル比叡」駅に停車中の車両です。
車両の後ろが白くつぶれていますが
これは“霧”のせいで単に飛んでいるだけです。
というか、外はそれ位『真っ白』。
そのため、ブログにUPして何が写っているかが
分かる写真はこれ1枚しかありません。

13:41に『ケーブル延暦寺』駅で降り、
比叡山延暦寺を巡り出したら雨が上がったので
バスに乗らずに歩いてロープウェイ乗り場を目指しました。
しかし、人っ子一人いない遊歩道を
しっかりと冷たい雨に打たれガックリ…。
15:12発の叡山ロープウェイに乗り
肝心の叡山ケーブルは
「ケーブル比叡」駅発15:30、
「ケーブル八瀬遊園」駅着15:39。
更に叡山電鉄叡山本線「八瀬遊園」駅発15:50に乗って
這這の体(ほうほうのてい)で出町柳を目指しました。
※叡山ケーブルの「ケーブル八瀬遊園」は、
 私が乗った翌平成14年、「ケーブル八瀬」に改称。
※叡山電鉄の「八瀬遊園」は同じく平成14年に
 「八瀬比叡山口」に改称。
時代の流れを感じずにはいられません。

お題の日本一の話しをし忘れていました。
このケーブルは全長1.3キロなのですが
その高低差561メートルは日本一。
つまり比叡山をケーブルで横断すると
2つの日本一を体験できるのです。これはスゴい!
でも天候を考えて出かけることをお勧めします。

(おまけ)
個人的にですが、“叡山ケーブル”は
『京福』というよりは『叡山電鉄』の
鋼索線の方といった方がしっくりくる気がするのですが…。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!