2010年10月15日 17時30分

「愛岐トンネル群」は国内最大

今朝(10月15日)、朝食の際に中日新聞を見ていたら
21面(愛知総合)に
「愛岐トンネル群」“明治建設で国内最大”の記事を
見つけました。

愛知県の春日井市と岐阜県の多治見市にまたがる
「愛岐トンネル群」については4月11日に行われた
「中部産業遺産研究会」による見学会に
私も参加させていただき、
その模様はこのブログでも4月12日からUPしました。
※写真はその見学会の際に撮影したもの。

今回の記事はその見学会の案内役でこのトンネル群を
発掘し、保存・再生活動を行っている
春日井市のNPO法人「愛岐トンネル群保存再生委員会」
調査した結果、明治期に建設されたトンネル群では
群馬県の「碓氷峠のトンネル群」よりも2基多い
13基あることが分かったというもの。

「愛岐トンネル群」は『旧国鉄中央線の隧道群』の名称で
経済産業省の近代化産業遺産群に選定されているのは
ご存知の方もいると思いますが、
「碓氷峠のトンネル群」も『旧信越線碓氷峠の関連遺産』として
同じく近代化産業遺産群に選定されており
なおかつ「碓氷峠」は“国指定”の
『重要文化財(建造物)』でもあり
私なんぞは、今後の調査次第ではあるものの
「ひょっとしたら」等、あらぬ妄想を描いてしまった次第です。

「愛岐トンネル群保存再生委員会」の方たちは全くの手弁当での作業なので
調査は大変だとは思いますが、今後に期待したいです。
なお、来月11月23日から28日まで
このトンネルの見学会が行われます。
詳しくは上記の会の名称にリンクが貼ってありますので
ご参照下さい。
私・個人的には「鉄」の方のみならず、
一般市民の幅広い人に見てほしいですし、
また参加されたら、会の方の説明を是非、お聞き下さい。
この説明を聞いて初めてこのトンネル群の“価値”が
本当に理解できると思っています。

2010年10月15日 9時05分

屋島ケーブル「義経」号

(屋島ケーブルの概要:駅にあった表記から抜粋)
全長…860メートル。
最急勾配…24度。
秒速…2.52メートル

車両にはそれぞれ「義経」(1号、写真の車両)、
「弁慶」(2号)という愛称が付けられており、
この写真をご覧頂いたとおり
とてもスマートとはいえない如何にも無骨な
「昭和のケーブルカー」を感じさせます。
ただ、私はこの形(デザイン)は決して嫌いではなく、
好ましくさえ感じています。
●少々懐古趣味的なマニアック(?)な話しになりますが
 今回、改めてこの写真を見てどこか身近なところで
 見ていたというか乗っていたような記憶が???
 思いだしました!昭和の時代に名古屋の街を走っていた
 市電の1500型に似ていると…。多分、私だけ…?
 ※この文章を書くため、
  「名古屋の市電と街並み」(トンボブックス)を
  参照し、型式名を確認しました。

ところで私が屋島ケーブルを訪れた平成14年頃
「高松琴平電気鉄道(琴電)」が
会社存亡の危機にあったことは知っていましたが
地元の住民ではない私には、
このケーブルが琴電の子会社で、親会社の経営問題が
後にこのケーブルの廃止にかかわるとは
思ってもみませんでした。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!