2010年10月15日 9時05分

屋島ケーブル「義経」号

(屋島ケーブルの概要:駅にあった表記から抜粋)
全長…860メートル。
最急勾配…24度。
秒速…2.52メートル

車両にはそれぞれ「義経」(1号、写真の車両)、
「弁慶」(2号)という愛称が付けられており、
この写真をご覧頂いたとおり
とてもスマートとはいえない如何にも無骨な
「昭和のケーブルカー」を感じさせます。
ただ、私はこの形(デザイン)は決して嫌いではなく、
好ましくさえ感じています。
●少々懐古趣味的なマニアック(?)な話しになりますが
 今回、改めてこの写真を見てどこか身近なところで
 見ていたというか乗っていたような記憶が???
 思いだしました!昭和の時代に名古屋の街を走っていた
 市電の1500型に似ていると…。多分、私だけ…?
 ※この文章を書くため、
  「名古屋の市電と街並み」(トンボブックス)を
  参照し、型式名を確認しました。

ところで私が屋島ケーブルを訪れた平成14年頃
「高松琴平電気鉄道(琴電)」が
会社存亡の危機にあったことは知っていましたが
地元の住民ではない私には、
このケーブルが琴電の子会社で、親会社の経営問題が
後にこのケーブルの廃止にかかわるとは
思ってもみませんでした。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!