2010年10月20日 18時00分

「帆柱ケーブル」は五里霧中。

私が乗った「Haruka」が「山上」駅に着いた時は
ご覧の通り霧の中。

「帆柱ケーブル」の乗車後、本当はリフトに乗って
展望台に行こうと思っていたもののあっさり断念。
叡山ケーブル同様の「白さ」でした。
※今後、他のケーブルカーの話しもUPしますが
 私は本当に「霧」に“恵まれて”いました。
※天気予報はそんなに悪くなかったし、
 実際、「山麓」に着いた時は皿倉山の頂上が見えていました。
 まあ、今朝の写真では『霧の兆し』はありましたが…。

帆柱ケーブルのパンフレットに
「晴れた日の夜景が素晴らしい」と書いてありましたが
それ以前の問題でした。

話しは変わりますが、「帆柱ケーブル」乗車時に
「山麓」駅に『さくどうマップ』(九州鋼索交通協会)
なるものが置いてあり、それを持ち帰りました。
九州のロープウェイ主体のガイドマップと
思っていただければ良いのですが
そこには「ラクテンチケーブル線」の記述はありませんでした。
協会に未加盟(?)だったのでは推察しつつ、
やはり“交通機関”と言いがたく
そのポジションが分かりやすいとも思いました。

で、この帆柱ケーブルを降りた後、
そこからJR「小倉」駅まで、
西鉄の高速バス「いとうづ号」に乗りました。
何と、高速道路に「高速帆柱ケーブル」なるバス停があり
そこは、帆柱ケーブルの「山麓」駅から
目と鼻の先でした。

知っていれば「八幡」からタクシーの選択肢は無かった!!
何だかなあ・・・。

この後は小倉から新幹線に乗り、10月14日にUPした
『屋島ケーブル』に繋がっていきます。

2010年10月20日 8時10分

「帆柱ケーブル」は近代感覚があふれていた。

北九州市の「帆柱ケーブル」は、
公共の交通機関では辿り着きにくい“鉄道”で、
途方に暮れた私は、結局鹿児島本線の「八幡」駅から
タクシーに乗ってしまいました。
平成14年5月11日&12日の乗りつぶしほど
タクシーのお世話になったことはありません。
(どこも近いのが救いでしたが…)
ケーブルカーは、この「帆柱ケーブル」に限りませんが
鉄道駅直結・直近は近鉄・南海のケーブルなど半数も無く
多少の不便は「楽しみのため」と言えども、
バスですらエントリーがしにくいのは正直、勘弁してほしい。

気を取り直して「山麓」発14:40に乗って「山上」へ。
駅名の「山麓」「山上」は、
皿倉山のそれぞれ「山麓」「山上」を結んでいるからなのですが
四国の2つのケーブルカーの駅名の
「OO登山口」「OO山上」と同じくらい分かりやすく
潔いとさえ感じました。
話しを戻して乗車時間は約5分でした。

(帆柱ケーブルの概要/パンフレットから抜粋)
●営業キロ…1.1キロ
●標高差…440メートル
●運転速度…3m/秒~5m/秒
●定員…112名
●最高傾斜…28度
●車両メーカー…スイスCWA社

写真の青色の車両には「Kanata」、
私が乗っている車両は黄色で「Haruka」の
愛称がついており、2両で「はるか、かなた」となり
他のケーブルとは一味違って好印象を持ちました。
また、私が乗ったのはこの新車両導入の翌年でもあり
近代的で良いセンスだと感心しました。
(上から目線で恐縮です)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!