2010年10月29日 7時07分

バーミンガム/ピープルムーバの車両。

バーミンガム/ピープルムーバの車内です。

乗車定員は立席34、座席6で、
一度にそれほど沢山の人が乗れる乗り物ではありませんが
これで、1時間に5000人を運ぶ能力があるとのことで
車体が小さい分、運転頻度をあげることができるようでした。
※数珠繋ぎで運転?

(車体の概要)
●長さ…6メートル
●幅…2.25メートル
●高さ…3.5メートル

それで、「浮上時の感覚は?」となる訳ですが
フワッと浮いて滑らかに動き、
終点に着くとドスンと落ちるという感じでした。
リニモに比べ、やや大袈裟に動くという表現で
ご理解いただけないでしょうか?
“着陸”時の感覚を含め、当然の事ながら
リニモに一日の長ありです。

そしてこのシステム全体についてですが
乗った当時は“テーマパークの乗り物”的と思いましたが
今の時代に合わせて表現すると、
世界の大空港で導入されている
ターミナル連絡用新交通システムがイメージ的には
割りと近いと思います。

結局、1995年(平成7年)に運行を停止したのも
『理念』と『夢(浮上式鉄道)』はともかく
この大きさでは、空港内ならともかく、
空港から外に向けての交通機関として
『小規模車両による高頻度運転で大量輸送』の理念は
最初から無理があったのではと思いました。

と、ここまで書いて「バーミンガム国際空港」を
グーグルマップの航空写真で見ていたら
ピープルムーバがあったのと(多分)同じ場所に
何やら新交通システムっぽいものの気配が…。
早速「バーミンガム国際空港」の公式HPを覗いて見たら
何と、「a free 'Air Rail Link'monorail system」の
文字を発見。
どうやら後継の鉄道があるようです。
どなたかご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!