2010年11月03日 17時11分

「SLニセコ号」余市駅停車中。

「SLニセコ号」は余市駅に10:30に定時到着。
ここで下り1931D小樽行きと交換。(写真)
※1931Dの余市発は10:32。

この駅では、SLニセコ号の全貌を撮影しようという方たちが
私も含めてですが下り線ホームに移動し、
ちょっとした「鉄」系中心の撮影会となりました。
●11月1日にUPした写真はそうして撮りました。

補足説明をすると、ここまでの札幌駅・小樽駅の停車中では
他の乗客を入れずにその全貌を撮影するのは極めて困難であり
この駅で初めて撮影可能となったといっても
過言ではありませんでした。
(これで側面も順光なら最高だったのですが)

ところで、「乗り鉄」をしていて最も撮影困難な写真に
『自分が乗っている列車』の走行写真があります。
で、今回、何とか不可能を可能にする方法は無いかと
智恵(というほどのものではありませんが)を絞ったのが
次のプランです。実際には私はチャレンジしませんでしたが…。
*札幌駅発8:31 「SLニセコ号」乗車
*小樽駅着9:16 「SLニセコ号」下車
*小樽駅発9:45 1934D倶知安行き乗車
*余市駅着10:08 1934D下車
 ●余市駅直近の場所で「SLニセコ号」走行シーンを撮影。
  但し、余市駅徒歩10分圏内。
*余市駅発10:40 「SLニセコ号」に再乗車

自分がやらずにおいてこう言うのも口幅ったいですが
何と『本当にやった人』がいたのにビックリ。
※その方に実際に撮った写真を見せていただきました。

2010年11月03日 9時04分

途中下車印といえば…。

多分、写真では何のこったか全く分からないかもしれませんが
昨日UPした中で「近年稀にみる出来事『途中下車印』」と
書きましたが、こちらは途中下車印で埋め尽くされた
「北海道ワイド周遊券」(注)です。
(注)券面での表記は『日本国有鉄道JNR北海道周遊乗車券』。

この周遊券は私が入社直前、『北海道の鉄道乗りつぶし』に
出かけた際に購入・使用したもので
昭和52年2月8日~27日が有効期間でした。

今回、ワイド周遊券の説明は省きますが、ざっくり言うと
この「B券面」で北海道内の全国鉄に乗ることが出来、
東京都区内(この周遊券の場合)まで戻ることが出来ます。
※急行の自由席まではこの周遊券だけで乗れたので
 夜行列車の自由席で連泊し、宿泊費を浮かす兵(つわもの)は
 結構多かった。私は精精3連泊が限界でしたが…。

で、当時流行っていた(?)のが、
駅で途中下車印を押してもらうこと。
※周遊券を出すだけで押してくれる駅と
 お願いしないと押してもらえない駅があった。
 この周遊券の途中下車印はお願いしたものも多かったですが
 途中からは見せただけで駅員さんが笑いながら押してくれた
 思い出あり。
※下半分の白い紙は、周遊券ではなく、
 周遊券を綴じこんでいたカバーの裏表紙です。
 券面が一杯になった時の裏技でした。

そしてこの途中下車印の数を自慢しあうのも
ユースホステルなどで出あった人たちとの語らいの
楽しみの一つでもありました。(「鉄」だけではなく…)
特に珍しい駅名を発見すると、
ただそれだけで話しが盛り上がった記憶があります。

(余談)
有効期間は“東京都区内発北海道”の場合で
20日間ありましたが、もっと長期の旅をする人も当時は多く、
無記名であったがゆえに、ユースホステルなどで
有効期間の残り少ない人が、まだまだある人にお願いして
周遊券を交換する光景はよく見受けられました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!