2010年11月03日 9時04分

多分、写真では何のこったか全く分からないかもしれませんが
昨日UPした中で「近年稀にみる出来事『途中下車印』」と
書きましたが、こちらは途中下車印で埋め尽くされた
「北海道ワイド周遊券」(注)です。
(注)券面での表記は『日本国有鉄道JNR北海道周遊乗車券』。
この周遊券は私が入社直前、『北海道の鉄道乗りつぶし』に
出かけた際に購入・使用したもので
昭和52年2月8日~27日が有効期間でした。
今回、ワイド周遊券の説明は省きますが、ざっくり言うと
この「B券面」で北海道内の全国鉄に乗ることが出来、
東京都区内(この周遊券の場合)まで戻ることが出来ます。
※急行の自由席まではこの周遊券だけで乗れたので
夜行列車の自由席で連泊し、宿泊費を浮かす兵(つわもの)は
結構多かった。私は精精3連泊が限界でしたが…。
で、当時流行っていた(?)のが、
駅で途中下車印を押してもらうこと。
※周遊券を出すだけで押してくれる駅と
お願いしないと押してもらえない駅があった。
この周遊券の途中下車印はお願いしたものも多かったですが
途中からは見せただけで駅員さんが笑いながら押してくれた
思い出あり。
※下半分の白い紙は、周遊券ではなく、
周遊券を綴じこんでいたカバーの裏表紙です。
券面が一杯になった時の裏技でした。
そしてこの途中下車印の数を自慢しあうのも
ユースホステルなどで出あった人たちとの語らいの
楽しみの一つでもありました。(「鉄」だけではなく…)
特に珍しい駅名を発見すると、
ただそれだけで話しが盛り上がった記憶があります。
(余談)
有効期間は“東京都区内発北海道”の場合で
20日間ありましたが、もっと長期の旅をする人も当時は多く、
無記名であったがゆえに、ユースホステルなどで
有効期間の残り少ない人が、まだまだある人にお願いして
周遊券を交換する光景はよく見受けられました。