2010年11月04日 23時15分

カンタス航空 エアバスA380。

先ほど、NHKのニュースで
カンタス航空(オーストラリア)の最新鋭機
エアバスA380がシンガポール・チャンギ空港離陸直後に
エンジントラブルを起こし、チャンギ空港に戻ったと
報じていました。
※写真は、オーストラリア・シドニー空港で
 たまたま撮影したカンタス航空のA380。
 ひょっとするとこの機体が事故を起こしたのかも
 しれません。
 撮影した時は、あまりの重厚感にただ圧倒されていました。

怪我人はいないとのことで最悪の事態は免れましたが
交通機関に事故は付き物で、絶滅は難しいようですが
特に航空機の事故は、鉄道・自動車に比べ
生命の危機に直結することが多く
本当にゼロになってほしいものです。

私は、自分の乗った飛行機が直接事故に遭遇したことは
ありませんが、機体故障が原因で、パリの空港で
24時間足止めとなった経験はありますし、
強風のため、名古屋空港で搭乗機が着陸を緊急で回避し
「タッチ・アンド・ゴー」をした経験があります。
また、取材でヘリコプター搭乗時に乱気流に巻き込まれ
パイロットの「駄目だ」と叫んだ声は今でも忘れません。

一方、鉄道では踏切事故に遭遇しています。
乗っていた電車が、急ブレーキをかけたと思ったら鈍い音がし、
踏切で車と衝突しました。
車の運転手の不注意が原因で死亡事故ではありませんでしたが、
折悪しく私の乗った車両(2両目)まで車の一部を
巻き込んでおり、その現場を目の前で見たものからすると
「電車が遅れて迷惑」レベルで受け止められるものでは
ありませんでした。
まして、こうした急ブレーキの経験は2度としたくありません。

事故は誰しも起きても構わないなどとは思ってはいないものの
それでも起きてしまいます。
少なくとも人為的な事故だけは完璧に防げる
方法はないものでしょうか?
A380の事故のニュースをみながら
そんなことを考えていました。

2010年11月04日 18時04分

SLニセコ号、倶知安駅から羊蹄山が!

10月30日(土)は本当に天気がよく、
倶知安駅からも羊蹄山がよく見えました。
●倶知安着11:46。
10分間の停車時間に、SLと羊蹄山の組み合わせが
撮影できるポイントを探しましたが
「SLニセコ号」の姿が今一歩ではありますが
跨線橋から撮影したこの写真がベストでした。
ホームからも羊蹄山は見えるのですが
駅の隣にあるパチンコ屋さんの看板がどうやっても写りこみ
上手くいきませんでした。
※「煙突のUPと羊蹄山」の組み合わせなら撮影できます。

ところで私が山線に乗ったのは過去2回。
昭和49年2月9日と昭和52年2月11日。
その2回目の時、岩内線に乗るべく降り立った
「小沢駅」に「SLニセコ号」は11:23着。
そこで2933D小樽行きと交換。
11:27に出発した後、
美しい紅葉の山並みが途切れ始めた時に見えた
羊蹄山の美しさに圧倒されました。

実のところ、北海道が北海道たるのは冬にあると
思い込んでいた学生時代の私の渡道はいずれも真冬。
白一色の世界で、今思えば、いつまでたっても
変わり映えのしない風景の中をひたすら列車に
乗り続けていました。

会社に入り、取材やプライベートで
“花”の夏や、“紅葉”の秋に渡道するようになった時、
『色のある世界』に触れて、自分自身の北海道への思い入れは
単なる「思い込み」であったと知らされました。

今はそんな感想を持った時より遥かに“大人”になりましたが
私の眼前に初めてその姿を現してくれた「羊蹄山」を
眺めつつ、色々と『昔』のことを思い出していました。

2010年11月04日 9時03分

余市のアップルパイは素朴な味。そして…。

余市の町はウィスキーやワインといったお酒だけではなく
リンゴの生産地としても知られています。
余市駅のホームでは地元の果樹園が作った
アップルパイの売店が臨時で出ており、
私も早速を1個買って車内で食べました。

ところで「SLニセコ号」の車内では
沿線の名物スイーツを車内販売しており
それにするか迷うところではありましたが
やはり「SL」と「旧型客車」の組み合わせに似合うのは、
『ホームの立ち売り』だよねとばかりに
この選択をしたのです。

そうそう、味は「美味しかった」です。
製造者が“果樹園”という、
それだけでもポイントが高くなってしまう私ですが
ケーキ屋さんのパイではなく、パン屋さんのパイでもなく
隣の“パイ作りが好きな”おばちゃん手製の
パイの味といったところでした。
アップルパイを食べながら私の「SLニセコ号」の旅は
まだまだ続きます。

『走行』しているというか、“そうこう”しているうちに
列車は然別駅を通過し、「山線」の「山線」たる区間に
入っていきました。
好天に恵まれ、紅葉も一段と美しく見えたこの日、
この辺りから撮り鉄さんたちが激増!!!!
C62が牽いていた「急行 ニセコ号」時代を
彷彿させる光景といっても過言ではありません。
銀山駅を通過するといよいよ「稲穂峠」越え。
ドラフト音からは既に限界まで力を振り絞っているC11の
喘ぎを感じ取ることが出来、
DE15の後押しがなければ満席の乗客を乗せて
稲穂トンネル直前で立ち往生するのではと思われるほどでした。
(ちょっと大袈裟でした。反省!)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!