2010年11月04日 18時04分

10月30日(土)は本当に天気がよく、
倶知安駅からも羊蹄山がよく見えました。
●倶知安着11:46。
10分間の停車時間に、SLと羊蹄山の組み合わせが
撮影できるポイントを探しましたが
「SLニセコ号」の姿が今一歩ではありますが
跨線橋から撮影したこの写真がベストでした。
ホームからも羊蹄山は見えるのですが
駅の隣にあるパチンコ屋さんの看板がどうやっても写りこみ
上手くいきませんでした。
※「煙突のUPと羊蹄山」の組み合わせなら撮影できます。
ところで私が山線に乗ったのは過去2回。
昭和49年2月9日と昭和52年2月11日。
その2回目の時、岩内線に乗るべく降り立った
「小沢駅」に「SLニセコ号」は11:23着。
そこで2933D小樽行きと交換。
11:27に出発した後、
美しい紅葉の山並みが途切れ始めた時に見えた
羊蹄山の美しさに圧倒されました。
実のところ、北海道が北海道たるのは冬にあると
思い込んでいた学生時代の私の渡道はいずれも真冬。
白一色の世界で、今思えば、いつまでたっても
変わり映えのしない風景の中をひたすら列車に
乗り続けていました。
会社に入り、取材やプライベートで
“花”の夏や、“紅葉”の秋に渡道するようになった時、
『色のある世界』に触れて、自分自身の北海道への思い入れは
単なる「思い込み」であったと知らされました。
今はそんな感想を持った時より遥かに“大人”になりましたが
私の眼前に初めてその姿を現してくれた「羊蹄山」を
眺めつつ、色々と『昔』のことを思い出していました。