2010年11月04日 9時03分

余市の町はウィスキーやワインといったお酒だけではなく
リンゴの生産地としても知られています。
余市駅のホームでは地元の果樹園が作った
アップルパイの売店が臨時で出ており、
私も早速を1個買って車内で食べました。
ところで「SLニセコ号」の車内では
沿線の名物スイーツを車内販売しており
それにするか迷うところではありましたが
やはり「SL」と「旧型客車」の組み合わせに似合うのは、
『ホームの立ち売り』だよねとばかりに
この選択をしたのです。
そうそう、味は「美味しかった」です。
製造者が“果樹園”という、
それだけでもポイントが高くなってしまう私ですが
ケーキ屋さんのパイではなく、パン屋さんのパイでもなく
隣の“パイ作りが好きな”おばちゃん手製の
パイの味といったところでした。
アップルパイを食べながら私の「SLニセコ号」の旅は
まだまだ続きます。
『走行』しているというか、“そうこう”しているうちに
列車は然別駅を通過し、「山線」の「山線」たる区間に
入っていきました。
好天に恵まれ、紅葉も一段と美しく見えたこの日、
この辺りから撮り鉄さんたちが激増!!!!
C62が牽いていた「急行 ニセコ号」時代を
彷彿させる光景といっても過言ではありません。
銀山駅を通過するといよいよ「稲穂峠」越え。
ドラフト音からは既に限界まで力を振り絞っているC11の
喘ぎを感じ取ることが出来、
DE15の後押しがなければ満席の乗客を乗せて
稲穂トンネル直前で立ち往生するのではと思われるほどでした。
(ちょっと大袈裟でした。反省!)