2010年11月27日 18時00分

今回は敢えて英語で「SYDNEY TRAMWAY MUSEUM」名物と
書かせていただきますが、車を待たせての『道路の横断』です。
東京都電を始め、専用軌道を走る路面電車が道路を横切る際に
踏切で車を止めるのは当たり前のことですが、
如何せんこの路線は『博物館』の“保存”トラムが走る区間。
日本の法制度がどうなっていてオーストラリアの法制度と
どう違うかが分かっていないので、確たる話しは書けませんが
私は日本でこういう風景を見たことがありません。
確かに、「OO鉄道」でなくとも、
工場等の専用線が公道を横切っている例はありますが
(今も現存するかまでは調べていませんが…)
所謂『博物館』等の非営利鉄道が公道を横切るという存在を
私は知りません。
例えていうなら「梅小路蒸気機関車館」の動態保存SLが
(一般鉄道の営業路線ではない)路線を延長して
公道を横切って走るようなものです。
※大井川鐵道の保存SLが本線を走るのとは全く異なります。
この道路、片側2車線という結構な幹線道路で
通行量はご覧の通り。
はっきり言って“大名行列”の気分で
“気持ち良かった”の一言に尽きます。
日本でも保存鉄道の路線に踏切設置が認められ
その可能性が広がっていく日が来ることを切望します。
●ここまで書いて思いついたのですが
既に廃線となった名鉄揖斐線の「黒野駅」が
路面電車博物館となり、駅近くの2~3キロの区間で
保存車両を走らせていたならと考えるとワクワクしませんか?
●ただ、公道を横切るとなると日本ではどんな許認可制度に
縛られるのでしょう…。