2010年11月28日 8時39分

「249号」を乗り終え、運転士さんと車掌さんにも
入ってもらい記念写真をパチリ。
博物館の方は写され慣れているみたいで、
わざわざトロリーポールの紐を少し下ろして
雰囲気を出してくれました。
この博物館で入館者への対応をしている方は
全てボランティアとのことで
9月15日・16日に書いたイギリスの
「クライチ路面電車博物館」でも触れましたが
欧米の“文化遺産”に対する考え方には敬服します。
私も定年があと数年後に迫っており、
「この方たちのような老後を過ごせたら最高だよな」等と
思いつつ、かといって同好の士を集め、
『路面電車博物館』設立を妄想したとしても、
開館に必要な土地やらお金やらの問題も大きいですが、
日本ではそれ以上に、
維持・継続させることが殆ど不可能であろうと
現段階では思ってしまいます。
で、私の英語力では「公式ガイド」を理解しきれていませんが
多少の「不確かさ」を敢えて承知の上でその一部を引用します。
●この博物館の萌芽は1950(昭和25)年。
●1961(昭和36)年にシドニー市電が全廃され、
その4年後の1965(昭和40)年には
『シドニー路面電車博物館』が本格開館。
●1988(昭和63)年に今の「ロフタス」駅直近の
現在地に移転し、現在に至る。
日本と比較する方が愚かしいと言わざるをえないほど
歴史の重みとそれを支え続けてきたボランティアスタッフの
“層の厚さ”にはもう感服するしかありません。