2010年12月01日 8時29分

この博物館に“いる”とは聞いていましたが、
旧・長崎電気軌道「1054号」です。
この電車のあらましですが、昭和27年製で
元々は仙台市電「モハ121号」としてデビューし、
その後、昭和51年に仙台市電が廃止されると
台車を履き替え(1067ミリ⇒1435ミリ)て
長崎までやってきました。
その後、平成2年に廃車になり、
平成4年にここシドニーの地に安住の地を見つけました。
なお、お輿入れの際、この博物館の規格に合わせ
ポール集電に改修されています。
とはいうものの、元々はポール集電だったので
元に戻ったということでしょうか?
私は仙台市電の現役時代には間に合っていませんが
長崎電軌は、昭和54年5月24日に全線を乗っています。
ひょっとして“1050形”(万が一にも1054号)の
「現役時代」の写真があるのではと思ったものの
残念ながらの結果でした。
というよりもそもそも長崎電軌の写真が
殆ど発掘できませんでした。
ということで、長崎でひょっとしたら出会っていたかもしれない
「1054号」に別れを告げ、この展示館を後にしました。