2010年12月07日 18時02分

『世界一』のケーブルカー(6)鉱車発見。

ほとんど「谷底」到着間際です。

ディズニーランドのジェットコースターに乗ると
途中に様々な「楽しい」アトラクションが展開しており
そういう意味ではここよりも「シーニック」の原点に
近いのではないかと突っ込みを入れたくなりますが、
実はここ「シーニック・ワールド」にも“小技”が
存在しています。
写真左側では、鉱山の鉱車が暴走し、
今にもケーブルカー側に転落しそうな展開になっています。

ただ、乗っている時にこの鉱車に気付けるほど
余裕のある人はどれだけいるのでしょう?
私も降りてから一人で「クスッ」としてしまいました。

ところで、普通の観光客(私も含め)は、
このケーブルカーでジャミソン渓谷に下り、
遊歩道を歩き、ロープウェイで頂上まで戻るのですが
意外や意外と言うか、ある程度は予測できると言えば
その通りかも知れませんが、
帰りもケーブルカーの方が結構いらっしゃるのには
正直、驚かされました。
ロープウェイもなかなか良いと思ったのですが…。

もしもオーストラリアに行かれ、
『ブルー・マウンテンズ』に行かれることがあったら
「所詮、遊園地の乗り物・遊覧鉄道でしょ」などと言わず
『世界一』の斜度を楽しむのも一興です。

以上、『世界一急勾配』のケーブルカーでした。

(追伸)
「ケーブルカー 斜度 世界一」で検索すると
『アメリカのケーブルかも』との情報あり?
本当の所は????

2010年12月07日 8時08分

『世界一』のケーブルカー(5)急勾配を落下状態。

「Top Station」(頂上駅)を出発し、
「Bottom Station」(谷底駅)を一気に向かいます。
時速15キロなんてとんでもない。
体感速度は時速50キロと言っても過言ではありません。
●「Bottom」=「谷底」などの翻訳は
 行けば分かりますがピッタリです。
 すいません。起終点の駅の話しを書くのを
 ここまで忘れていました。
●それにしてもこのスピードは、ケーブルカーの速度では
 ありません。

こうして前を覗いても、風景なぞはついぞ楽しめません。
どうやって見ても、森林の中を駆け抜けるジェットコースターの
前面展望です。
●途中で横の展望も瞬間開けますが…。

日本のケーブルカーの最急勾配は、
高尾登山電鉄の『31度18分』ですが、
とても比較の対象となりえません。

はっきり言って「谷底」に降りて行くのではなく
“落ちていく”といった方がピッタリの斜度です。

乗客の方たちも「ケーブルカー」に乗っているというよりは
明らかに「ジェットコースター」乗車中の騒ぎ方でした。
※子供たちより中高年の方たちの方がはしゃいでいました。
 勿論、国籍を問わずです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!