2010年12月13日 18時24分

「ストーブ列車」はこれで決まり!!

『300円』の「津軽鉄道」名物、
販売をしていた方によると“日本のガム”=“するめ”
だそうです。

写真は、ストーブに“するめ”を置いたばかりなので
あまり美味しそうに見えませんが
火力は思いの他強く、見る見るうちに丸まってきて
独特の「喉が鳴る」と言うか、「ビールが欲しくなる」匂いが
車内中に充満し始めました。
●噂には聞いていましたが、想像をはるかに超えて
 拡がっていました。

そうそう、火力と言えば、乗車した12月6日は
寒いといっても津軽の本格的な寒さとは程遠かったからか
2ボックスくらい離れていてもその熱さが十分に
伝わってきて、私は思わずコートを脱いでしまいました。

ストーブ用の石炭は「津軽五所川原」出発前にくべてあり
そのまま「津軽中里」まで行けるのだろうと思いきや
ひょっとして乗客用のサービスかも知れませんが
動き始めてから20分後の「金木駅」到着直前、
車掌さんがやってきて「石炭」を補給していました。
「鉄」ちゃんを含む観光客の方のシャッターを
浴びていましたので、あくまでも“演出”の可能性が
ありますが、これが“演出”なら『素晴らしいサービス』と
感じました。
皆さんも「ストーブ列車」に乗られたら是非、
車掌さんとストーブをくべる2ショットを
撮られたらいい記念になりますよ。
(私は2ショットは撮っていませんが…)

2010年12月13日 8時35分

津軽のストーブ列車の「ストーブ」は1車両2箇所。

津軽鉄道の「ストーブ列車」の『ストーブ』は、
写真では分かり難いかもしれませんが、
手前の大きく写っているものと奥の方にもう一箇所の
計2箇所あります。

ところで客車に「ストーブ」がついている列車と言えば
JR北海道の観光列車「SLニセコ号」「SL冬の湿原号」が
ありますが、
ここ津軽鉄道は、全車指定席ではなく地元の足としての
“定期列車”ということに意味があると思っています。

確かにここ「津軽鉄道」も観光用と言えば観光客主体でしょうが
それでも時には、地元の人もこの客車に乗ったりすると
聞いていますし、
今年の「ストーブ列車」の車両運用がどうなっているかは
取材していないので定かではありませんが、
少なくとも私の乗った153列車には
「ストーブ列車券」不要の車両(津軽21形)も繋がっており
地方の小鉄道の新しい集客方法として注目して
良いと思っています。
もう一点、今年からこの「ストーブ列車」が
新幹線「新青森」開業を受けて、1往復増え3往復体制と
なっています。
(当面土・日のみ、12月27日から毎日)
そして増えたのは「津軽五所川原」9:25発(151列車)
と言う、JRからの接続列車がない時間帯での運転で、
相当に意欲的と言うかリスキーな設定となっています。
つまり事実上、観光バスかレンタカーか『五所川原』宿泊で
ないとこの列車を楽しむ事は極めて困難と言えます。
多分、ターゲットは“観光バス”なのでしょうが
当面、その動向に目が離せません。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!