2010年12月18日 9時17分

平成22年12月6日、津軽鉄道の「ストーブ列車」乗車後、
弘前駅に来たら、こんな可愛い模型が出迎えてくれました。
HB-E300系「リゾートしらかみ 青池」です。
横の看板に『リゾートしらかみ 青池ハイブリッド
12月4日DEBUT!』とありましたから
随分前から展示されていたものと思われます。
ちゃんと線路まで引いてあり、なかなかの力作です。
JRが作ったのか、それとも弘前市なり市民の方が
作ったかまでは残念ながら分かりませんでしたが
誰が作ったにしろ、この車両にかける地元の熱意を
感じずにはいられませんでした。
もう一つ言えば、「東北新幹線 新青森開業」への
期待感の表れかも知れませんね。
特に、模型もさることながら看板の“花”が
『青池』カラーというのも芸が細かくて好感が持てました。
私は車両(模型)だけを撮影しましたが、
『青池』と一緒に撮影している観光客の姿も見られ
ちょっとした名物状態でした。
弘前の町は、もともと津軽の中心地だったのですが
弘前県が青森県になりその中心は青森市に移っています。
しかし、青森県の国立大学は「弘前大学」だったりして
それなりに存在感はあるのですが、今一歩の印象は否めません。
こと交通に関しても、昭和の時代に地方都市と
東京を初めて結んだ夜行高速バス「ノクターン」号の
大成功が話題になりましたが、鉄道は地元の足ではあるものの
長距離の移動手段としての影は薄かったと言わざるを得ず
旅をする人にとって決して存在感がある町とは言い切れません。
それだけに今回の「リゾートしらかみ 青池ハイブリッド」は
鉄道活性化への“地元期待の星”かもしれませんね。