2010年12月28日 9時00分

平成22年12月5日(日)、「EF63」の体験運転の前に
『旧丸山変電所』を訪ねました。
旧信越本線の複線部分のうち、上り線が遊歩道として
整備されており、その遊歩道をゆっくり歩いて
20分ほどの距離でした。(宿から2キロ弱)
ここは国指定重要文化財(建造物)となっていますが
登録されている正式名称は「碓氷峠鉄道施設」。
おさらいですが、
●5つの橋梁…第二橋梁~第六橋梁
●10のトンネル…第一随道~第十随道
●2つの施設…旧丸山変電所蓄電池室、旧丸山変電所機械室
以上、17施設合わせての登録となっています。
平成6年に重要文化財に指定されたこの建物、
平成14年に修復も完成し、今の姿となっています。
前夜、お世話になった「東京屋」のご主人のお父上も
ここで働いておられたとのことでしたが
昭和38年までこの変電所が現役であったことを考えると
実はそんなに昔の話しでもないような気もします。
(私も生まれていたわけですし。ならば十分昔?)
歴史の生き証人として、
指定基準…1)技術的に優秀なもの 2)歴史的価値の高いもの
とある通り、その価値は間違いないのですが
鉄道系の「重要文化財」はそれほど数多くはないだけに
『もう少し「趣味の対象」として注目されても良いのでは?』等と
思いつつも、こう書いている私自身が、地元三重県四日市市の
『末広橋梁』を一度も訪ねたことが無く、反省しきりの
「旧丸山変電所」への道でした。