2010年12月29日 18時16分

夕刻ともなると、前照灯がいい味を醸し出します。
峠越えの仕事を終えたプッシャー(後補機)が
仕事を終えて開放され、山を単機で下ってきたような
ほんわかした光景ですが、
実際にはこの機関車の中で「運転体験」参加者が格闘中で、
その方の気持ちを察すると…、
というようなことを考えることも無く
ただ、「いい感じだなあ」と思ってシャッターを押しました。
この写真は、12月5日(土)の学科・実技講習時のモノで
時間が遅くなってきたのでこんな写真が撮れました。
ところで今朝の続きですが、
赤字ローカル鉄道各社の悩みは様々ありますが
例えば、樽見鉄道や明知鉄道では「気動車」のエンジンの
修繕費用に頭を悩ませています。
勿論、車両もさることながら『保線』も
手間の掛かる大変な作業と聞いています。
ここ、「碓氷峠文化むら」の線路の保線が
どのように行われいるのかを聞いていないので
何とも言えませんが、何せ運転整備重量が108トンという
日本でもトップクラスの重量機関車が、時に重連で走ります。
正直言って「非営業鉄道」の範疇を越えています。
これを含め、「ぶんかむら」の方たちの努力の結晶のおかげで、
私たちが「運転鉄」を楽しめていると、
実は名古屋に戻ってから改めて感じました。
イギリスでは、大型蒸気機関車を走らせている保存鉄道が
各所にありますが、限られたスタッフ・予算の中で
どんな風に保線をしているのか聞いてみたい気がしています。