中京テレビ

2010年12月31日 8時05分

鉄道博物館の「D51 426」。

平成22年12月5日(日)、
周りからは「まだ行ったことが無いの?」と言われ続けた
大宮の「鉄道博物館」に行って来ました。

この日、「碓氷峠鉄道文化むら」での『EF63』の
運転体験を終え、「交通博物館」に到着したのは午後2時過ぎ。

で、とりあえず「駄目で元々」気分で、
「D51シミュレータ」の予約状況の確認に向かいました。
そうしたら…、何と『“16:45”からでしたら
体験できます』とのこと。早速申し込み。
そして写真のように運転し、思わぬところで今年の
「運転」収めとなった次第です。

この「D51シミュレータ」は、
鉄道事業者(プロ)向けの「運転訓練シミュレータ」も開発している
『富士通株式会社』によるもので、
実は、中京テレビのシステム部門とも取引があることから
『一度「D51シミュレータ」を体験してみてください』との
話しを頂いていました。

正式なシステム名は「実写映像可変再生システム」と言って
要は、撮影した走行映像を使用し、ノッチ操作/ブレーキ操作と
連動しながら、映像の可変再生が可能なものです。
“プロ向け”では実務に近い適度な緊張感が集中力を高め
訓練成果を向上させることが出来るとしてますが
単に運転するだけではなく、訓練生の訓練履歴や
成績管理も出来るシステムです。
なおかつ、パソコンでも使用可能ということで
私は「個人的」にほしいと思っていますが
一般市販の予定は無いとの事でした。

さて、実際に「D51」を運転した感想です。
まずは、加減弁・逆転機・ブレーキ等の操作機器を
どうやってコンピュータに繋いでいるのだろうと驚いてしまうほど
一つ一つの機器の動きに合わせての『画面の動き』が
自然なこと。
想像以上に実機の感覚があるという点に驚かされました。
※一応、若桜鉄道でC12を運転しているので…。
惜しむらくは、最近の大型ハイビジョン画面に慣れた目には
前方に広がる走行映像の画質が「今ひとつ」に見えてしまうこと。
ただ、これは私が体験した“初心者コース”だけのことかも
しれませんね。

トレインシミュレータは、九州鉄道記念館他で体験していますが
「本物の機関車」を使っている点で、今の所、
大宮の右に出るものは無いと実感しました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!