2011年01月02日 18時40分

オーストラリア/シドニー・セントラル駅(1)。

昨年の12月7日以来のオーストラリア/シドニー話しです。

オーストラリアで最大の駅と言えば、写真の
「シドニー中央駅(Sydney Central Station)」です。
まあストレートに和訳すれば「シドニー中央駅」ですが
一般的に「シドニー・セントラル駅」と呼ばれており
ここではそう呼ばせて頂きます。

英語版「Wikipedia」によれば
この建物は1906年(明治39年)のもので、
1番線から27番線(26・27番線は使用されていない)まで
ある、堂々たる文句なしの中央駅です。

私の勝手な感想では、日本で近いのは東京駅ではなく上野駅。
頭端式のホームがズラッと並んでいることにあります。
機関車牽引の列車は数少ないものの
例えばオーストラリア大陸を横断する
「インディアン・パシフィック号」は、
機関車を先頭にしてこの駅の3・4番線に
週2回到着し、機回しをして出発していきます。
また、もう一つの共通点として
初めてこの駅を利用する人にとって、
ホームと行先の関係が分かりにくいこともあります。
●上野駅…昭和の時代の話しです。今は改善されています。
●シドニー・セントラル駅…乗り入れ路線数が多く、
 まずは自分の行きたい駅が何線にあるのかを探すのが
 難儀です。
一方、「上野」との違いは、都心直通電車が「地下」ホームを
使っていることでしょうか?

そうそう、ホームの使い方というか使い勝手で面白いと
思ったのは、長距離列車のホームは、
ヨーロッパ式で改札がありません。
一方、国電区間と言うのがふさわしい近距離線(郊外を含む)の
ホームには“改札”があり、
これが地上ホームで並んでいるのが不思議な感じでした。

    

    ADVERTISEMENT

    電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
    稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

    カレンダー

    2011年1月
    « 12月   2月 »
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031  

    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!