2011年01月03日 17時50分

シドニー・セントラル駅(3)鉄道書店。

「RAIL HERITAGE CENTRAL」に一歩、足を踏み入れると
目に飛び込んでくるのは、大量の『鉄道本』と、
夥(おびただ)しい数の『鉄道DVD』。

何種類くらいを販売しているかは聞けませんでしたが
私の実感では、少なくとも東京・神田の「書泉グランデ6階」を
上回っているのは間違いなさそうですし、
売り場面積は軽く4~5倍はありそうでした。

“海外鉄”の方達の間ではその存在は有名なのかも知れませんが
私はガイドブック等で見たことはありませんし、
『超弩級』の驚きでした。

店内をグルッと一周してみたところ
地元オーストラリアだけではなく、イギリス・アメリカ等
英語圏で出版された“鉄道書籍”は
殆ど揃っているのではと思ったほどで、
特に、『鉄道史』について書かれた書籍が多く目についたのが
印象的でした。
※オーストラリアの鉄道本は、まあ常識的な値段ですが
 英・米等からの輸入本は、「洋書」並みの値段と言うのが
 当然と言えば当然ですが『成程』でした。

ここは迷宮。一度足を踏み入れたが最後、魔界の迷路に入り込み
いつまでたっても抜け出せません。
そもそもコンコースで、「この中は何だろう?」と
思っってしまったのが運の尽きでした。
この日のこの後のスケジュールは、
大幅な変更を余儀なくされました。

2011年01月03日 9時08分

シドニー・セントラル駅(2)コンコースの鉄道遺産。

セントラル駅の中央コンコースのほぼど真ん中にある
「RAIL HERITAGE CENTRAL」。
「鉄道遺産センター」(?)と訳すと、
「central」は形容詞なのでおかしいし…、
「セントラル(駅)鉄道遺産」とするにしても…。

それはともかく、左側の胸像は
シドニーのあるニューサウスウエールズ(NSW)州の
『鉄道の父』と呼ばれる
「JOHN WHITTON」氏(1819-1898)。
(ジョン・ウィットン氏という読み方でどうかな?)

案内文には1857年~1890年の間、
“NSW RAILWAYS”のチーフ・エンジニアと
ありました。
明治元年が1868年ですから、
日本に鉄道が入ってくる随分前から
オーストラリアの鉄道の歴史が始まったことが
この胸像から見てとれます。
通勤客・旅行客が足早に通り過ぎていく場所に
さり気なく、堂々と存在しているのは
あまり日本では見かけないですね。

ところで、右側というか真ん中のドアを入ると・・・。(続く)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!