2011年01月11日 8時00分

「ジグザグ」というからにはやはりスイッチバック。
12:15に「ボトムポインツ」を出発したディーゼルは
程なく「Top Points(トップポインツ)」に到着。
※「トップ」と言っても最高地点はもう少し先?のような気が。
ここはもともと折り返しのための『信号所』だったと思われ、
手前の分岐器(以後、「ポイント」と書きます)ではなく、
向こう側のポイントがスイッチバックのための分岐で、
左側が今、上ってきた線路で、
右側が今から走っていく「クラレンス」方面になります。
ここのスイッチバックは、日本では一寸例えようがありません。
パターンとしては、豊肥本線の「立野」であったり、
木次線の「出雲坂根」と同様なのですが
これらが、比較的駅から近い地点で折り返して行くのに対し
“ジグザグ”では、優に一駅分の距離を走ってから
折り返すと言っても過言ではありません。
それ故列車同士の交換設備が現在も残っており、
またそれが、仰々しい『腕木式信号機』の並びにも
繋がってくる訳です。
そしてこの『腕木式信号機』は今も現役で使っています。
左にホームのようなものが「チラッ」と見えますが
降りられるように作られており、
乗務されている方が、ポイントと信号の切り替えのために
下車しており、この後、それぞれが切り替わり
再びディーゼルは動き始めました。
またこの写真を撮影した先頭車の貫通扉の「お立ち台」は
出入り自由で、私が立ち去ると運転士さんが他の乗客を
呼び込んでいました。
勿論、その乗客は大喜びでした。